ホーチミン市は、これまでにレッドゾーンとオレンジゾーンを対象に160万人分以上の検査を実施し、6万4300人以上の陽性を確認した。陽性率は3.8%で、今後第2フェーズの検査に移行する。
上記の情報は、ホーチミン市COVID-19感染防止指導委員会のファン・ドゥック・ハイ副委員長が8月29日の午後に開かれた記者会見で明らかにしたものだ。この記者会見は、ホーチミン市での累計感染者数が20万人を超え、”誰もがその場にとどまる”という方針のもとに社会隔離措置が強化されてから7日間が経過したことを受けて開かれたものだ。
ハイ副委員長によると、8月27日までに市内の殆どのレッドゾーンとオレンジゾーンで検査が完了している。一方で、グリーンゾーン、ニアグリーンゾーン、イエローゾーンについては、まだ検査が進んでいない。
ホーチミン市人民委員会では、各地域に対して検査の実施を急ぐように求めている。今後、各地域の人民委員会主席は、8月30日までにグリーンゾーン、ニアグリーンゾーン、イエローゾーンにおける第1フェーズの検査を完了させる責任を負う。ホーチミン市では9月6日までには第2フェーズの検査を終了させ、市内のゾーニングを再編成したい考えだ。
レッドゾーンとイエローゾーンでは、9月1日までに第2フェーズの検査を完了させる必要がある。各地域の自治体は、自分で検査サンプルを採取できる住人を増やせるよう宣伝活動に力を入れる必要がある。各地域の自治体は、医療関係者を治療活動に専念させるため、これらのデータ処理担当者を別途手配しなければならない。
さらに、ハイ副委員長は、今後ホーチミン市は市内の22の区と県に対して754人の職員を派遣し、感染管理対策に参加させる予定だと述べた。各街区には最低2人が派遣され、12区、ビンタン区、ゴーバップ区、タンフー区、ビンチャン区には各街区に3人が派遣される。
8月29日時点で、ホーチミン市では4万259人のCOVID-19患者が入院して治療を受けている。8月28日には2246人が退院し、これで累計退院者数は10万4844人となった。死亡者数は256人で2021年1月1日から現在までの累計死亡者数は8624人となった。
ワクチン接種の進捗状況について、8月28日までにホーチミン市内の18歳以上の市民のうち580万人以上がワクチン接種完了している。
ハイ副委員長によると、これまでの7日間でほとんどの市民が社会隔離措置を十分に実施し出来ている。しかし、一部では未だに正当な理由なく外出する市民が摘発されており、これまでに延べ6300人が外出規定違反により処分され、罰金総額は80億VNDを超えている。
出典:29/08/2021 VNEXPRESS
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