北からの冷たい空気の影響により、南部各省の気温が大幅に低下した。12月5日のホーチミン市の最低気温は19℃となり今年一番の冷え込みとなった。
12月5日の朝、南部気象観測所のレ・ディン・クエット副所長は、今朝の最低気温について、ホーチミン市のタンソンニャット観測地点が19℃、ニャーベー観測地点が21.2℃を記録し、ビンフック省のフックロン観測地点が17℃、ビンズン省のコーサオ観測地点が、18.7℃、ドンナイ省のターライ観測地点が15.1℃を記録したと発表した。
ベトナム南部の早朝の冷え込みは通常、北東モンスーンの影響により12月末に発生することが多い。今後2,3日で南部の気温は再び上昇に転じ、南部での最低気温は19℃~23℃となる予想だが、一部の地域では19℃を下回る可能性もある。メコンデルタ地域の最低気温は20~24℃となる見込みだ。最高気温は平年並みの30~32℃で、一部の地域では32℃を上回る可能性もある。
最低気温と最高気温の温度差が12~13℃あることから、外出時には特に子供やお年寄りは体を温かく保つ必要がある。建設現場など屋外で作業する人は、疲れやすくなるため十分な水分を取る必要がある。また日中の気温が高く湿度が低いため、火災の発生にも注意が必要だ。
過去10年程度のデータでは、ホーチミン市は2009年の年末に17℃を記録したことがある。また、2015年と2016年の年始には最低気温が18℃前後を記録したこともある。南部気象観測所の1976年から2019年までのデータによれば、ホーチミン市では、1999年12月25日に過去最低の16.4℃を記録している。
出典:05/12/2021 VNEXPRESS
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