公安省は、交通状況を監視し違反者を摘発するために専門的な機器を使用する私服警官を配置することを提案した。
私服警官は、違反行為を発見した場合は、すぐに制服を着用し、識別番号を身に着けている正規の警察官に通報しなければならないとされている。
これは、交通警察の道路上における交通違反行為のパトロールと取締行為の任務、権限、形式、内容および、手順を規定する通達の第2回草案に記載されている内容だ。この草案は10月中旬から2か月かけて公安省が関係機関へ意見聴取をおこなうことになっている。
今回の草案では、交通警察官が任務中に専門的な技術機器、拳銃、ライフル、マシンガン、ゴム弾、催涙ガス弾、催涙ガススプレー、スタンガン、防弾チョッキ、手錠を装備できるとされている。
公安省では、他にも以下の4つのケースで道路上の車両の停止命令を出せるようにすることを提案している。1つ目は、警察官が直接または、専門的な機器の使用によって違反行為を発見した場合とされている。2つ目は、事前に承認された計画に基づいて、交通整理や通行止めをおこなう場合とされている。その他の2つは、管轄権のある機関から文書が出された場合と、違反行為が報告された場合である。
現在、交通警察官は、車両の運転手と同乗者の書類と身分証明書を確認する権利を持っている。また、国家の安全と社会秩序を守るための緊急事態に直面した場合、交通警察は、民間の輸送・通信手段を強制的に動員する権利を有している。
出典：18/10/2022 VNEXPRESS
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