COVID-19 の影響により2年間定期便が運行できずにいたが、1月8日からベトナム航空は中国との定期便をCOVID-19 以前の状態に戻す。
ベトナム航空は、ハノイと南京、上海ルートおよび、ホーチミン市と深圳、杭州、上海、四川、広州とのルートを週6便運航させ、中国との定期便を復活させるとしている。
3月からベトナム航空は上海、北京、広州へのフライトの増便も予定している。
ベトジェットエアも、1月8日からホーチミン市と深圳、杭州、上海、四川、武漢へのフライトを週6便運航する。1月23日からはカムランと成都を結ぶフライトも再開する。夏ごろには、ベトジェットは、85路線の運航を予定しており、そのうち60路線は既に確定している。
パシフィック航空は、ハノイと杭州、南寧路線を週2便運航する。パシフィック航空も夏ごろをめどに広州と福建省へのフライトを再開させる予定にしている。
バンブーエアウェイズは、ハノイ-天津路線を週1便運航している。2023年の夏ごろには、更に中国との6路線を運航させる予定だ。
ベトトラベルエアラインは、現在中国との路線がない。この航空会社では、カムランとダナンから杭州へのチャーター便を運航する予定としている。
ベトナム民間航空局によれば、ベトナム航空の主要路線である韓国と日本の市場は、コロナ前の60%程度まで回復している。中国市場は、コロナを恐れる乗客の心理状態と経済低迷によって旅行控えが起こり、当面は厳しい状態が続くとみられている。
当面の間、中国とのフライト利用者は、公務員、ビジネスマン、留学生などに限られるとみられている。そのため、ベトナムと中国の航空市場の復活にはまだ時間がかかる。また、ベトナムと中国の観光ビザにもまだ多くの制限が残されている。
ベトナムと中国の航空需要と旅行市場の回復を促進するため、ベトナムの各航空会社は、政府に対して中国人観光客向けのビザ政策を適切なものにすることを提案している。
2022年12月30日、中国民間航空局(CAAC)は、中国へ入国する国際定期便の制限を解除すると発表した。各航空会社は、二国間の航空協定に基づく頻度で定期便を再開させることが認められている。
一方で、ベトナム民間航空局は、中国側の空港の受け入れ態勢がまだ不十分である可能性があり、各航空会社は、安定したサービスを提供するために空港と緊密に連携する必要があると警告している。
中国へ入国する際には、出発48時間前までのPCR検査陰性証明書など中国側の規定に基づく書類を準備する必要があるが、中国の在外大使館に健康コードを申請する必要はなくなった。但し、中国の空港に到着後に陰性証明書と健康コード申請書を提出する必要がある。
正規の健康申告手続きをおこなった人は、入国が許可される。健康申告手続きに不備があったり、発熱などの症状がある場合は、空港で抗原検査が実施される。検査で陽性となった場合、自宅または隔離施設での隔離が実施される。
出典:06/01/2022 VNEXPRESS
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