ホーチミン市とベトナム南部では、雨季のさなかにもかかわらず、4~5日間にわたり乾季のような厳しい暑さが続いている。気象専門家は、エルニーニョ現象の影響による雨季の一時的な少雨期間が原因との見方を示しており、7月26日ごろから降雨が増え、暑さは次第に和らぐ見通しだ。
気温37℃、体感温度は40℃近く
気象専門家のレ・ティ・スアン・ラン氏によると、7月は本来、雨が多く降る時期である。しかし、ここ数日は降雨が減少し、強い日差しが続いている。
タンソンニャット観測所では最高気温37℃、ニャーベー観測所でも35.5℃を記録した。
さらに、アスファルトやコンクリートが多い都市部では、路面からの照り返しや都市活動によるヒートアイランド現象の影響で、体感温度は39~40℃に達することもあり、市民が例年以上の暑さを感じる要因となっている。
「雨季の中休み」が今年2回目
今回の猛暑は、ベトナムで古くから「ハン・バー・チャン(Hạn Bà Chằn)」と呼ばれる現象によるものだ。
これは雨季の途中で一時的に雨が少なくなり、晴天と高温が続く現象を指す。今年はすでに2回目の発生となり、エルニーニョ現象が急速に強まっている影響で、このような状況が例年より頻繁に発生しているという。
専門家は、8月にも再び「ハン・バー・チャン」が発生する可能性があり、厳しい暑さが続く恐れがあると予測している。
26日ごろから雨が増える見込み
一方、この猛暑は長くは続かない見通しだ。
専門家によると、ベトナム中南部から南部にかけて低圧帯が形成されているほか、フィリピン東方で発達した低気圧が台風となって南シナ海へ進む影響で、南西モンスーンが再び活発化する見込みである。
このため、7月26日ごろからベトナム南部では雷雨が増え、気温も次第に下がると予想されている。
雨季でも油断できない暑さ
ホーチミン市では雨季であっても、気象条件によっては乾季並みの猛暑となることがある。
専門家は、特に日中の外出時には熱中症対策やこまめな水分補給を心掛けるよう呼びかけている。



















