ホーチミン市で街路樹の倒木が相次いだことを受け、ホーチミン市建設局は樹木の管理状況や安全対策について説明した。根の損傷や幹の腐朽、樹木の傾きなど、倒木の危険性が高い樹木は伐採・植え替えの対象となる。市は雨季の点検を強化するとともに、市民に対して暴風雨時の注意を呼びかけている。
10月に倒木が相次ぐ 管理主体も説明
ホーチミン市建設局は10月15日、ホーチミン市の経済・社会問題に関する定例記者会見で、相次いで発生した街路樹の倒木事故について説明した。事故では通行人への危険が生じたほか、複数の車両が被害を受けた。
ホーチミン市建設局によると、10月7日にタンディン街区のディンティエンホアン通りとボーティサウ通りの交差点付近で倒れた大木は、交差点角にある建物の敷地内で管理されていた樹木である。
また、10月9日にタンフン街区の30番通りで根こそぎ倒れた2本のホウオウボクは、地元当局の管理対象だった。
ホーチミン市建設局は、街路樹の管理や剪定、維持保全、安全確保について継続的に指導していると説明した。枯れ枝の除去や樹木の点検に加え、大型樹木の高さを抑えたり、枝葉の広がりを小さくしたりする対策も進めているという。
雨季に点検を強化 根の損傷や樹木の傾きに注意
ホーチミン市建設局は、倒木による人的・物的被害は避けるべき事故であるとして、関係機関に原因の特定を指示している。
雨季の始まり以降、市は各地方当局やインフラ施設の管理・運営機関に対し、安全点検と危険箇所の評価を行い、必要な予防措置を講じるよう複数回にわたり文書で要請してきた。
公園や街路樹については、道路沿い、公園内、住宅地にある樹木を幅広く点検し、病害に侵された木や老木、根元が空洞化した木、倒れる危険性のある傾いた木などを速やかに伐採し、必要に応じて植え替えるよう求めている。
特に注意が必要なのは、インフラ工事によって根が損傷した樹木である。また、大型樹木については、枝の状態も重点的に確認する。
ホーチミン市は、古木が並ぶ道路や人が集まりやすい場所、交通量の多い道路沿いの樹木を優先的に点検する方針だ。
伐採・植え替えの対象となる樹木
ホーチミン市建設局は、ホーチミン市交通・技術インフラ管理センターに対し、街路樹の安全対策をさらに強化するよう指示した。
特に、交通量が多い道路、大型樹木が植えられた道路、樹木分類で「第3類」に該当する木がある道路などを重点対象とする。関係機関は巡回や点検を増やし、技術的な検査や利用可能な機材を用いて樹木の状態を評価し、損傷や欠陥、危険性が確認された場合には速やかに対応する。
ホーチミン市建設局が示した伐採・植え替えの主な対象は、次のとおりである。
- 完全に枯れている、または樹勢が著しく衰え、正常かつ安全な生育が見込めない樹木
- 根が損傷し、地面に固定する力が弱まっている樹木
- 腐朽や幹の空洞化など、重大な損傷や欠陥がある樹木
- 傾いたり、根元が浮き上がったりして、倒れる危険性が高い樹木
- その他、個別の状況から伐採・植え替えが必要と判断される樹木
さらに、関係機関には、特に雨や暴風の際に備えて24時間体制で対応できる態勢を整え、必要な機材を確保することも求めている。
暴風雨時は大木の下を避ける 危険情報は1022へ
ホーチミン市建設局は、安全確保に向けた計画や対策を進めていても、長時間の雷雨や強風、突風などの異常気象時には、枝の落下や倒木の危険を完全には排除できないと注意を促している。
雷雨や突風が発生した場合、市民は安全な場所に避難し、大型樹木のある道路での移動をできるだけ控える必要がある。また、雨宿りや信号待ち、車両の一時停車・駐車のために、樹木の下にとどまることも避けるよう呼びかけている。
道路上で倒木などの事故に遭遇した場合や、倒れる危険性のある樹木を発見した場合は、市民向け総合窓口「1022」に情報を提供できる。市は、通報を受けた関係機関が速やかに対応できるよう協力を求めている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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