ホーチミン市内で、旧ビンズン省のニューシティと既存のメトロ1号線を結ぶ都市鉄道計画に向け、用地や土地上の建物・資産の調査、測量、確認作業が始まった。全長約30.66キロの路線で、土地収用や補償、用地確保に向けた準備が進められている。計画では2030年第4四半期の完成を目指す。
メトロ建設に向け用地測量・資産調査を開始
ホーチミン市の複数の街区でこのほど、「ビンズンニューシティ―スオイティエン間メトロ1号線」の建設予定地を対象に、土地や土地に付随する資産の調査が始まった。
対象となるのは、ビンズン、アンフー、トゥアンザオ、ドンホアなどの各街区。事業予定地内にある組織、世帯、個人の土地や建物などについて、現地調査、測量、資産の確認・集計を実施する。
今回の作業は、事業に必要な土地の収用や補償、支援、用地確保を進めるうえで重要な段階となる。
土地や建物の現況を確認、所有者らと情報を照合
調査では、事業予定地内の土地の利用状況に加え、住宅、建築物、その他の土地付属資産の現況を記録する。
土地面積や土地上の資産については、関連書類や地図と実際の現況を照合しながら、測量、確認、集計、分類を行う。
当局は土地利用者や資産所有者、その他の関係者と連携し、記録された情報を確認する。内容に食い違いがある場合や追加の確認が必要な場合は、その内容を記録して書類を作成し、引き続き対応する。
また、調査結果を取りまとめ、作業中に生じた問題や障害を把握したうえで、各関係機関がそれぞれの権限と役割に応じて解決を図る。
調査の日時や場所、実施順序は、管轄当局の計画と通知に従って決定される。対象となる土地や資産の所有者・関係者には、規定に基づいて協力を求めるための情報が提供される。
全長30.66キロ、7街区を通過 高架駅19駅を整備
ビンズンニューシティ―スオイティエン間のメトロ計画は、全長約30.66キロ。ビンズン、フーロイ、トゥアンザオ、アンフー、タンドンヒエップ、ジーアン、ドンホアの7街区を通過する。
計画では、高架駅19駅のほか、ビンズンニューシティ中心部にフーチャン車両基地を設置し、車両留置施設も整備する。完成時期は2030年第4四半期を予定している。
開業後は、既存のメトロ1号線「ベンタイン―スオイティエン線」と直接接続する計画だ。これにより、ホーチミン市中心部と旧ビンズオン省を結ぶ大量輸送型の公共交通軸が形成される見通しである。
都市開発や工業団地間のアクセス改善に期待
新路線は、都市部や工業団地、新たな成長拠点の間の交通アクセスを改善する役割も期待されている。ホーチミン市の行政区域や開発空間が拡大するなか、都市鉄道網の整備は、地域間の移動を支える基盤となる。
ホーチミン市は2050年までの構想として、都市鉄道を約1,540キロ整備する方針を掲げている。内訳はメトロ約1,100キロ、ライトレール(LRT)約440キロで、主要地域を結ぶ大容量の公共交通ネットワークの形成を目指す。
今回の用地調査は、こうした長期的な都市交通網の拡充に向けた具体的な事業準備の一つとなる。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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