TikTok動画で南北住民を中傷、2人を起訴
ホーチミン市人民検察院はこのほど、SNS上で地域差別的な動画を投稿したとして、レ・アイン・ディエップおよびドアン・クオック・ベトの2人を起訴した。
起訴内容は「民主的自由の権利を悪用し、国家および組織・個人の合法的権益を侵害した罪」である。両名はTikTok上で南部・北部の住民を侮辱・中傷する動画を投稿していた。
憎悪で再生数を稼ぐ
起訴状によると、ディエップは2025年10月以降、注目を集めフォロワーや再生数を増やす目的で、極めて不適切かつ侮辱的な内容の動画を自ら制作・投稿していた。
10月8日、ドンナイ省において撮影された約8秒の動画では、南部住民に対する極めて粗野な発言が含まれていた。この動画は後に削除されたものの、約25万回以上再生され、多数の否定的反応を招いた。
さらに同月15日には、批判を受けた後も挑発的な内容の動画(約22秒)を投稿し、災害支援物資の受け取りを勧めた人々を侮辱。この動画は150万回以上再生され、激しい非難を引き起こした。
これを受け、多くのTikTokユーザーが反発し、数百のアカウントが批判動画を投稿するなど、SNS上で混乱が拡大した。
便乗目的で模倣投稿
当局が関連調査を進める中で、別のTikTokアカウントによる類似の中傷動画が確認された。
運営者のドアン・クオック・ベトは取り調べに対し、ディエップの動画が高い再生数を獲得しているのを見て、「知名度に便乗する」目的で模倣したと供述した。
ディエップが警察に召喚されたことを受け、ベトは問題動画を非公開にしたが、当局は再投稿された動画を収集し、事情聴取を実施した。
「民族団結を損なう内容」と認定
ホーチミン市文化スポーツ局による鑑定の結果、両者の動画は
- 民族大団結を損なう内容
- 他者の名誉・人格・信用を著しく侵害する内容
であると結論付けられた。
検察は、両名の行為が社会に危険を及ぼし、地域間の対立を助長し、国民の結束を損なうものであると判断している。
SNS時代の「再生数至上主義」に警鐘
今回の事件は、SNSにおける過激なコンテンツが短期間で拡散し、社会的分断を引き起こすリスクを改めて浮き彫りにした。
再生数やフォロワー獲得を優先した投稿が、刑事責任に発展する可能性を示す事例として注目される。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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