最高級の儀礼で歓迎、首脳会談を実施
中国を国賓訪問中の トー・ラム国家主席 は4月15日、北京の人民大会堂で正式歓迎式に臨み、中国の習近平主席夫妻の出迎えを受けた。
国家元首に対する最高級の儀礼として、両国国歌の演奏とともに21発の礼砲が行われ、両首脳は中国人民解放軍の儀仗隊を閲兵した。その後、両国の代表団による首脳会談が行われた。
「対中関係は最優先の戦略」ベトナムが強調
会談でトー・ラム国家主席は、中国との関係発展はベトナム外交の一貫した方針であり最優先の戦略的選択であると強調した。
また、中国の発展や現代化の成果を評価し、グローバル開発・安全保障・文明などに関する中国の提唱を支持する姿勢を示すとともに、「一つの中国」政策を改めて確認した。
これに対し習近平主席は、ベトナムの改革開放と社会主義建設の成果を評価し、近隣外交における優先方向としてベトナムを重視すると述べた。
政治・経済・安全保障で関係深化
両首脳は、これまでの関係発展として以下を確認した。
- 高官往来の活発化と政治的信頼の強化
- 安全保障協力の実質化
- 経済・貿易・投資の拡大
- 交通インフラ連結の進展
- 地方交流・人的交流の拡大
そのうえで、複雑化する国際情勢の中、戦略的信頼の強化と政策連携の深化を図り、関係を新たな段階へ引き上げることで一致した。
鉄道協力を最優先、インフラ連結を加速
今後の協力の柱として、ベトナム側は戦略的インフラ接続、とりわけ鉄道協力を最優先とする方針を提示した。
- 鉄道インフラの接続強化
- 物流・市場連結の促進
- エネルギー供給協力の構築
また、中国に対しベトナム製品の市場開放拡大と、よりバランスの取れた貿易の推進を求めた。
「一帯一路」と連携、鉄道3案件を推進
中国側は、広域経済構想である 一帯一路 と、ベトナムの「二つの回廊・一つの経済圏」構想の連携を強化する考えを示した。
特に、両国を結ぶ標準軌鉄道の3プロジェクトについて、実施加速で一致した。
観光協力年を始動、ビザ緩和も提案
両国は「ベトナム・中国観光協力年(2026〜2027年)」の開始を正式に発表した。
観光インフラやサービスの高度化、相互送客の拡大を進めるとともに、ベトナム側は一定条件下での団体観光ビザ免除も提案した。
南シナ海問題は平和的解決で一致
南シナ海問題についても協議が行われ、双方は国際法に基づき適切に管理・解決する方針を確認した。
具体的には、
- 南シナ海行動宣言(DOC) の履行
- 南シナ海行動規範(COC) の早期妥結
を推進することで一致した。
多分野で協力文書を締結
会談後、両首脳は党間、公安、司法、経済、科学技術、サプライチェーン、地方交流など幅広い分野での協力文書の署名に立ち会った。
また、国賓としての歓迎晩餐や特別な茶会も行われ、両国関係の親密さが演出された。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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