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ベトナム、未認証SIM2,500万件に警告 6月15日以降は一部通信停止へ

ベトナムの科学技術省通信局のグエン・アイン・クーン副局長
(C)THANH NIEN

ベトナム通信当局は、全国で約2,500万件の携帯電話回線が国家電子IDシステム「VNeID」による本人確認を完了していないとして、6月15日を期限に強制措置を実施する方針を明らかにした。

期限を過ぎた場合、一部のSIMカードは一方向通信停止(発信または着信制限)の対象となる見通しである。

依然として2,500万件が未認証

情報通信省傘下の通信局によると、現在も約2,500万件の携帯番号が本人確認を完了していない状況である。

これに先立ち、全国では約3,400万件が未認証状態にあったが、この1か月で約900万件が認証を完了したという。

なお、現在のシステム上では約160万件規模の回線において、実際の利用者と登録名義が一致していないケースも確認されている。

6月15日が最終期限

当局は、政令08/2026/TT-BKHCNに基づき、6月15日以降もVNeID上で本人確認が完了していない回線については、通信事業者が一部機能を制限する方針であると説明した。

対象回線はまず一方向通信停止となり、その後も未対応の場合は完全停止に移行する可能性がある。

当局は、利用者保護および不正契約防止の観点から、早期の本人確認完了を呼びかけている。

「1番号2名義」の矛盾と調整プロセス

通信局幹部によれば、制度上は1つのSIMに複数名義が存在することは想定されていない。

しかし実際には、長期間使用していた番号が別人名義になっているケースが存在しているという。

この場合、以下の2つの対応パターンが想定される。

  • 名義人が認証を拒否した場合
    → 実利用者が正規利用者として再登録できる可能性
  • 名義人が権利を主張した場合
    → 実利用者が番号を失う可能性

ただし移行期間中は、通話履歴、請求書、物理SIMカードなどの証拠提出により、実利用者が正当性を主張できる仕組みが設けられる見通しである。

通信事業者は利用者保護措置を実施

通信当局は、移行期間中において通信事業者側も独自の保護措置を講じる方針であると説明している。

これにより、長期間利用してきた実利用者が一方的に番号を失う事態を避ける狙いがある。

当局は、VNeIDアプリを通じた本人確認を速やかに行うことで、利用者自身の権利保護につながるとしている。

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