飛行機のエンジンんが稼働している近くで写真やビデオを撮影することは、撮影者だけでなく、飛行機の安全も脅かす可能性がある。
黒い服を着た女性が空港で撮影したと思われる動画がインターネット上で注目を集めている。この女性は、飛行機に搭乗するためにバスで移動し、ドアが開くとすぐに外に出て滑走路に駆け寄り、SNSにアップするための動画を撮影し始めた。この女性は、飛行機の駐機場所に張られた安全区域を示す赤いテープのところまで進んで、ようやく足を止めた。
ベトナム民間航空局の検証によると、これは約1か月前にフーコック空港で発生した事案であり、現在フーコック空港は、規定に従って処分をおこなうために事実関係の情報収集を進めている。
ベトナム民間航空局のディン・ビエット・ソン副局長は、「このとき空港の警備員は乗客が興奮して撮影しただけで、深刻な影響が出ていなかったとして、当該乗客を拘留まではしませんでした。しかし、これは危険な行為であるため、このような行為は絶対にやめていただきたい。」と述べた。事件当時、空港警備員は、撮影していた女性に近づき、安全な場所に戻るように要請しただけだった。
航空安全に関する規則によると、飛行機への乗降時に乗客は、空港警備員と空港スタッフの指示に従う必要があるとされている。飛行機を降りた乗客は、指示されたルートでターミナルに移動しなければならない。もしバスが迎えに来ている場合は、バスに乗って移動する必要がある。
今回の乗客の行動は、自身を危険にさらすだけでなく航空機の運航上の安全性を脅かす行為とみなされている。飛行機のエンジンによって発生する吸引力は強力で、人が近づくことは非常に危険であり、その人の小さな持ち物一つでもエンジンに吸い込まれた場合は、航空機のエンジンを損傷させ、乗客の生命にまで危険を及ぼす可能性がある。
出典:12/07/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作