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【法律】内務省が公務員の倫理規定草案を作成

(C) VNEXPRESS

ベトナム内務省は、公務員に対して国民や企業への対応をオフィス内にのみに限定し、業務時間外や自宅で面談することを禁じる法案を提案した。

これは、内務省が意見聴取のために司法省に送付した公務員倫理規定草案に記載されている内容だ。

この草案で、公務員の国民とのコミュニケーションは明確に基準化され、ハラスメント、ストレス、嫌悪感を引き起こしてはならないとされている。公務員は国民の声に耳を傾け丁寧に対応し、各手続きについて具体的かつ明確に説明し、外国人の習慣、文化を尊重しなければならない。

内務省は公務員が常に正直で誠実であり、いたずらに問題を長引かせたりせず、公共の利益のために考え、発言し、行動し、責任を負うべきだとしている。

公務員は、勤務前、勤務時間中、休憩時間中にアルコール類を飲むことが禁止されている。また、職場では、いかなる形態においても商業広告活動、販売活動などおこなってはならない。

内務省の調査によれば、最近、公務員倫理規定が有名無実化しており、一部の公務員は一般市民や同僚に対して不適切な対応をとっている。その結果、多くの公務員による倫理規定違反が他の真面目な公務員のイメージに悪影響を与えている。

公務員の倫理規定違反が続出する原因として、多くの文書で規定されている公務員倫理規定が現実的ではなく、違反者も厳しく処罰されていなことがあげられる。そのため、この問題に関する法令の立案は、公務員の標準勤務態度を形作るものになると内務省は期待している。

2008年の公務員法は公務員の倫理、コミュニケーションおよび、公務員倫理規定に関連して公務員が禁止されている行為について規定している。2022年11月に国会での議論を受けてグエン・クアン・フアン議長は、ベトナムは公的機関と企業、職業的な社会組織の全てを対象にした標準行動規範を策定する必要があると述べた。

2023年2月にチン首相は、政府と首相のの2023年公務プロジェクト決定文書に署名しており、その中で内務省に対して公務員倫理規定に関する法案を策定し公布するよう指示していた。

出典:24/05/2023 VNEXPRESS
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