弁護士のグエン・ダイ・ハイ氏は、結婚と家族に関する法律によれば、過度な結納金や財産の要求は、結婚を妨害する行為とみなされる可能性があると指摘する。
VnExpressにブー・ロックさんから寄せられた情報によれば、彼は、恋人との恋愛を彼女の家族に禁じられた。ロックさんの家族が貧しいことを知った彼女の両親は、ロックさんに結婚を諦めさせようと10億VNDの結納金を要求した。「彼女のご両親からは、あなたが結納金が払えないのは、あなたの結婚する意志が弱いからでしょうと言われました」とロックさんは打ち明け、結納金に関する法律的な規定についてアドバイスを求めた。
ロックさんの相談には、1500以上の投票と164件のコメントが集まった。それによれば、読者の3/4は、高すぎる結納金は違法ではないと回答した。ロックさんに”結婚を諦めなさい”という意見が多く、一部には”相手を養えるなら結婚すればいい”という意見もあった。
ある読者は、「結納金は違法ではありません。しかし、結婚を強制したり、合法的な結婚を妨害する行為は違法です。法外な結納金の要求は、合法的な結婚の妨害行為の一種です。もし、当事者同士が本当に愛し合い、結婚の条件を備えているなら、結婚手続きをするだけでよく、後は法律が守ってくれます。」と意見を述べた。
弁護士のグエン・ダイ・ハイ氏は、一部の地域ではいまだに新婦の家族が新郎の家族に結納金を求める伝統が残っていると説明する。結納金は、品物であったり金銭であたりしますが、これは象徴的な意味合いが強く、通常それほど大金にはならない。結納金を伝統として守り文化的なアイデンティティを維持しながらも、結納金によって誰かの結婚を強制したり、妨害した場合には、法律の規定に基づいて合理的に対処する必要がある。
「あなたの恋人の両親が、あなたの経済状況ではとても対応できないような10億VNDという結納金を求めるのは、結納金の習慣に反する行為です。これは、二人の結婚を妨害する行為とみなされる可能性があります」とハイ弁護士は説明する。
「2014年の結婚と家族に関する法令の第3条12項の規定により、婚姻において過度の金銭を要求する行為は、両性の自発的な結婚を妨害する行為とみなされます。」とハイ弁護士は話す。
このような妨害行為は、結婚に関する行政処分を定めた議定82/2020/ND-CP第59条の規定に基づき処分される可能性がある。具体的には、婚姻を妨害したり、婚姻によって財産を要求する行為、離婚を妨害する行為には、300万～500万VNDの罰金が科される。
ハイ弁護士は、ロックさんに対して恋人とその家族とよく話し合い、両親に娘が幸せになることを理解して安心してもらえるように説得するべきだとアドバイスする。また、彼女の両親に10億VNDの結納金を要求する行為はもはや伝統的とは言えず、合法的な婚姻を妨害する行為で、法律に反していることを巧みに説明する必要がある。
出典：04/04/2022 VNEXPRESS
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