ドンナイ省のSaitex International社で、製造過程で不良品が発生した場合、現場労働者の給料から補償金を差し引くという方針に反対した数百人の労働者がストライキをおこなった。
4月11日の午前、アマタ工業団地に入居するSaitex International社で約2800人の従業員のうち300人以上が、3月分の給与から20万VNDから100万VNDが差し引かれたことに抗議するため、ストライキをおこなった。
会社側の発表によると、先月同社の工場で修復不可能な多数の不良品が発生し、会社に多額の損害が発生した。そのため、4月1日に会社側は、従業員に対して製品を破損させた場合、15~25%の補償を求めると通知した。
この補償金は、主に直接製造に携わる現場グループを対象に会社が給与計算に組み込むとされた。会社側は補償金に限度額を設定し、もし次月以降に不良率が下がれば、差し引かれた補償金は、3月以内に全額返却されると説明していた。
ストライキ発生後、ビエンホア工業団地労働組合が、企業側の幹部と会合をおこなった。会社側は、従業員の意識を向上させ、仕事への責任を感じてもらうために、損害の極一部を従業員にも負担させたいと考えたと説明した。
しかし、労働組合側からの説明を受けた後、会社側は今回の通知を取り消し、補償金は返却するとしたため、従業員たちは仕事に戻った。
ドンナイ省労働組合の幹部は、不良品が発生したからといって、補償金を労働者の給与から差し引く行為は、法律で認められておらず不適切だったと説明した。その代わりに、企業は従業員が真面目に働き、製品の品質を向上させるために管理体制を強化させる必要がある。
出典:11/04/2022 VNEXPRESS
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