ベトナム航空局のディン・ビエット・タン局長は、交通運輸省に対して、航空会社のスタッフへのワクチンの優先接収を提案した。
ベトナム航空局によると、航空会社のスタッフは、空港内で乗客や荷物に直接接触して業務をおこなっており、感染リスクが高い。したがって航空局では、チェックインカウンタースタッフ、貨物搬送作業員、客室乗務員、パイロットなどに対して、優先的にワクチンの接種をおこなうべきであると提案した。この提案によってCOVID-19の市中感染を効果的に防止することが出来るとみられている。
さらに、航空局は国際線における機内やサービスエリアでの消毒作業がそれぞれ異なる文書で規定されており、統一されていないと指摘した。従って、交通運輸省の感染予防管理委員会に対して、医療機関と協議して空港における検査、消毒などに関する手順を統一するように求めた。
航空局はまた、政府の今後のワクチン輸送に関して国内の各航空会社に輸送業務を事前に割り当てるように提案した。
ベトナム保健省は、COVID-19に対する緊急対策として、アストラゼネカ・ベトナム社の20万4000回分のワクチン輸入を緊急承認したばかりで、2月28日に第一弾のワクチンがベトナム到着する予定となっている。ベトナムは、アストラゼネカ社からワクチン3,000万回分を調達する予定だ。他にもベトナムにはWHOの主導するCOVAXにより、490万回分のアストラゼネカワクチンが提供されることになっている。
予防接種優先順位についてベトナム政府は、ベトナムの感染症法と世界保健機関(WHO)の推奨に基づいて決定するとしている。
出典:18/02/2021 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作