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ベトナムニュース【新型コロナ】保健省マスク着用規制を緩和

(C) VNEXPRESS

保健省は、マスクの着用規定を緩和し、病院、公共交通機関、病人など着用が義務付けられている場所や状況を除いてマスクの着用を推奨事項とすると発表した。

これは、9月7日に保健省が新たに発行した公共の場所におけるマスク着用に関するガイドラインに記載されている内容だ。マスクの着用が義務付けられるのは、医療機関、隔離施設、隔離対象者または、健康観察対象者の宿泊する施設、呼吸疾患のある患者、医師の指示に従い医療措置を受けている患者などとなっている。

また、急性呼吸器感染症の患者、COVID-19の感染者または感染が疑われる人も、マスクを着用する必要がある。飛行機、フェリー、鉄道、バス、タクシーなどの交通機関を利用する乗客とドライバー及び、駅、空港、バスターミナルで働く職員もマスクを着用する必要がある。密閉された空間で働く従業員もマスクを着用しなければならない。

市場、スーパーマーケット、ショッピングセンター、映画館、飲食店ではマスクを着用する必要はないが、保健省は、”公共の場所ではマスクの着用を推奨する”と強調している。

そのため、一般的に不特定多数の顧客と接触する職場の従業員はマスクを着用する必要がある。上記に当てはまらないグループや場所では、マスクの着用は必要なくなる。

保健省のガイドラインによると、感染レベルが3または4とされている地域の公共の場所を訪問する場合は、5歳未満の子供を除いて全ての人がマスクを着用しなければならないとされている。しかし、現時点で、ベトナム国内には感染レベル3と4の地域は存在しない。

2021年2月に発行されたガイドラインと比較すると、以前規定されていた、マンション、学校、遊園地、公園などの人が密集する場所や、2m未満の距離で人と接触する場合などのマスク着用が必要なケースが今回の規定では削除された。

保健省は、国内の新型コロナは全国的に抑制されていると評価している。しかし、COVID-19は、依然として感染症グループAに属しているため、マスクの着用やワクチン接種などの感染防止対策は完全には撤廃されず、入国時の医療申告などが撤廃されただけとなっている。

保健省のグエン・ティ・リエン・フーン副大臣は、6月4日に5KルールをV2Kルール(ワクチン、マスク、殺菌)に変更することに関して、COVID-19感染防止管理委員会と協議していると述べた。もし、市民の生活や社会に影響を与える危険性の高い新たな変異株が確認された場合、再度5Kルールが適用されることになる。マスクの着用、殺菌、距離の確保、医療申告などを定めた5Kルールは、感染第2波が拡大した2020年8月に保健省によって提唱された。

現在、ベトナム国内では12歳以上の2回のワクチン接種が完了している。8月12日に保健省は首相に対してCOVID-19はまだ完全には終息しておらず風土病とみなすには、時期尚早であると提言した。保健省はその理由として、依然として多くの国でCOVID-19の感染者数と死亡者数が安定していないことを挙げている。新たな変異株が継続的に出現し、ワクチン接種や感染による集団免疫は安定しておらず、時間の経過とともに免疫は低下する。そのため、依然としてパンデミック再発の可能性は残されている。

ベトナム国内の感染者数は最近再び増加傾向にあり、依然として死亡例が記録されており、治療を受けている重症患者も多数存在する。

出典:07/09/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作