前回はZ世代について触れましたが、今回はその延長線上でデジタルコミュニケーションについてお話をしたいと思います。
まず、デジタルでのコミュニケーションが学生時代に当たり前(=ネイティブ)だった世代とそうでない旧世代で認識に相違があります。私自身は旧世代でようやく学生時代にEmailで連絡を取り始めて、Emailは電話やFaxを補完するツールという認識でした。あくまでリアルが主体でデジタルは脇役。
それが今日では、SNS、Zoom、Slackなどをメインのコミュニケーション手段として在宅勤務ができる時代となり、全くリアルで会わずとも社内そしてクライアントとビジネスが完結できています。主役と脇役の逆転現象です。
一方、人材採用のシーンで使われている面談での評価は、リアルコミュニケーション力の高さに重点が置かれたままです。弊社の話ですが、正直リアルの面談評価では疑問が残りながら採用したスタッフが数名います。しかし、今では彼等が活躍メンバーの中心にいます。
リアルでのコミュニケーションが控えめな一方で彼等はオンライン上のコミュニティを作り、見つけて、デジタルツールのTPOを上手く使い分けながら活発にコミュニケーションをしています。クライアントとのコミュニケーションもEmailはもちろんSlackやZaloなどがメインで、訪問してのミーティングが補完的になりつつある中、デジタルがリアル以上に重要性を増す世の中となっています。
採用シーンでもそのような能力の高さを測る手法が、必然的に取り入れられていくと思われます。