9人が殺害されたダクラク省エアティエウ村とエアトゥル村の人民委員会庁舎襲撃事件に関連して、警察はこれまでに74人の容疑者を逮捕し、銃器や関連書類を押収した。
これは、6月20日にダクラク省警察のレー・ビン・クイ本部長が明らかにした内容だ。これによりこの事件の主要容疑者は、ほぼ全員逮捕されたことになる。現在、2人が逃走中だが、警察は重要な役割を果たした人物ではないと見ている。
「ダクラク省は平穏を取り戻し、市民は安心して日常生活を送れるようになりました」とクイ本部長は述べ、市民に対して容疑者の一斉検挙のための情報提供や負傷者への支援について感謝の意を表明した。
これまでにサイバーセキュリティ・ハイテク犯罪防止局は、今回襲撃された2か所の人民委員会に対する100件以上のデマ情報を処分したとしている。
ダクラク省警察参謀本部のグエン・バン・クイ部長によれば、襲撃勢力はクームガル県、クークイン県、ムドラック県などで起きていた少数民族が関与する複数の訴訟案件を利用して、自治体が少数民族を抑圧し土地を強奪しているとのデマを広めた。襲撃勢力はインターネットを駆使して人々を勧誘し、襲撃事件への参加を呼び掛けていた。
6月11日の早朝、銃やナイフで武装した数十人が、2か所の人民委員会庁舎を襲撃し、警察官4人を含む9人を殺害し、多数の警察官や市民を負傷させた。
公安省は、今回の襲撃事件を”非常に攻撃的で無謀且つ非人道的な”行為であると批判した。容疑者たちは「村の役人や警察官を見たら殺して財産を奪えと指示された」と供述している。この襲撃事件の前に、容疑者グループはコンパック県のホアドン村に駐屯していた第198特殊部隊旅団に侵入して武器を盗もうとしたが、発見されそうになって逃走していた。
公安省では逃走中の容疑者全員を逮捕するために、あらゆる必要な措置を講じる用意があると明言している。
出典:20/06/2023 VNEXPRESS
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