フンイエン省で生後21か月の子供が誘拐され身代金15億VNDが要求された事件で、身代金要求の翌日になって、バンザン県の養殖池で子供の遺体が発見された。
9月19日の午後3時50分ごろ、この子供はザーラム県にある幼稚園からメイドのザップ・ティ・フエン・チャン容疑者によって白いバイクで連れ去られた。その後、子供の両親に身代金15億VNDを要求する連絡が入った。
9月20日の朝になって、この子供の遺体が家と幼稚園から約13㎞離れたフンイエン省バンザン県にある養殖池で発見された。
関係者によると子供の家族は、子供の幼稚園の送り迎えなどを頼むためにメイドとして1ヶ月ほど前にチャン容疑者を雇ったばかりだった。
事件現場の近くに住むグエン・バン・タインさん（69歳）は、19日の午後5時ごろ赤い上着を着て黄色いヘルメットを被り、白いバイクに子供を乗せて走る女性に出会ったと話す。この女性はタインさんに近づいてくると薬を買うためメー市場へ行く道順を尋ねた。タインさんは詳しく道順を教えたが、なぜか女性はタインさんの指示とは別の方向に進んだ。数十メートルほどその女性と同じ方向に進んだ後、タインさんは畑仕事をするために畑に入ると、小さな子供の泣き声が聞こえた。
今朝、子供の遺体が発見されたときに池から遺体を引き上げたのはこのタインさんで、この子供が昨日会った子供であることに気づいたという。
フンイエン省警察は、関係機関と協力して、チャン容疑者の行方を追跡しており、身代金目的の誘拐事件として捜査している。
出典：20/09/2023 VNEXPRESS
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