ホーチミン市メトロ1号線をビンズン省とドンナイ省まで延伸した場合、86兆1500億VNDの投資が必要と試算されている。
これは、ホーチミン市交通運輸局が、メトロ1号線延伸計画報告書作成のために、ホーチミン市、ドンナイ省、ビンズン省の人民委員会に送付した意見要望書に記載されていた内容だ。この報告書作成は、今年5月に3地域の首長による会議の結論を受けて実施されている。
ホーチミン市メトロ1号線(ベンタイン駅-スオイティエン駅)は、ホーチミン市初の都市鉄道で、1区のベンタイン駅かトゥードゥック市のロンビエン車両基地までの約20㎞を繋いでいる。
計画によれば、スオイティエン駅(新ミエンドンバスターミナル近く)から国道1号線の右側に高架線路部分が追加建設され、その後左に曲がってビンズン省のタンバン交差点の手前でビンタン駅(S0駅)に接続される。
この地点で、メトロは2つの路線に分岐する。一方は18.3㎞の高架線路がドンナイ省まで続き、ブンタウ三叉路、サット市場、ホーナイ3などの地点を通過する。もう一方の路線はビンズン省方面に進む高架線路で、約30㎞ある。このルートはS0駅を起点にビンチュアン交差点を通過し、ビンズン省の工業団地-都市-サービス複合エリアに接続される。
このプロジェクトの総投資額は86兆VND以上で、影響を受ける住民の立退き補償、建設費、設備費、プロジェクト管理費などに使用される。ホーチミン市交通運輸局は、このプロジェクト実現に向けて公共投資資金を活用することを提案している。
具体的にはスオイティエン駅からS0駅までのセクション1が約3兆VNDの予算でホーチミン市によって建設される。S0駅からビンズン省方面の路線は、ビンズン省が主体となって51兆7000億VNDをかけて展開し、S0駅からドンナイ省方面は、31兆4000億VNDでドンナイ省が主体となって展開する。
2021年に首相が承認した計画によれば、省を跨ぐ都市鉄道は、チャンボム-ホアフン間、ビエンホア-ブンタウ間、ジーアン-ロックニン間、ホーチミン市-カントー間、ホーチミン市-ニャチャン間、トゥーティエム-ロンタイン間、ホーチミン市-タイニン間、ヒエップフック港専用路線の8路線となる予定だ。
出典:05/12/2023 VNEXPRESS提供
上記記事を許可を得て翻訳・編集して掲載