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【法律】首相が電子タバコの管理強化を指示

(C) VNEXPRESS

ファン・ミン・チン首相は、各省庁と地方自治体に対して電子タバコ、加熱式タバコの規制と管理強化のために様々な措置を講じるよう指示した。

5月13日に発行された公電において、チン首相は、男性の喫煙率は毎年平均0.5%ずつ減少しているが、最近、電子タバコや加熱式タバコが普及傾向にあると言及した。このような新しいタイプのタバコは、急速に普及しており、消費者の健康に悪影響を与えている。

このような状況下において、チン首相は、保健省に対して電子タバコや加熱式タバコの有害性に関する広報を強化し、管理方法を検討して提案するように指示した。財務省は、税関に対して国境を通過する電子タバコの輸送を厳しく管理し、密輸グループ摘発のために専門チームを立ち上げるよう指示した。

国防相と公安省は、国境地帯での取り締まりを強化し、違法な電子タバコのサプライヤーを摘発するために専門部隊を設置する責任を負う。一方で、商工省は、国内の市場を管理し、この種のタバコを販売する組織や個人を厳しく取り締まる必要があるとしている。

首相はまた、情報通信省、教育訓練省、マスメディアに対して、電子タバコの有害性の広報活動を強化するよう指示している。

今年4月上旬に電子タバコと加熱式タバコの国家管理責任に関して社会委員会が開催した説明会で、保健省のダオ・ホン・ラン・大臣は、保健省は、これまで一貫してこの新型タバコを禁止すべきだと繰り返し主張してきたと述べた。保健省は、電子タバコと加熱式タバコは若い世代の健康に影響を与えると主張している。

中央血液学研究所の元所長であるグエン・アイン・チー氏も電子タバコには中毒性や発がん性があるという点に同意している。さらに、電子タバコの有害性は世界中で認識されており、この製品を管理して使用することには何のメリットもないと指摘する。

電子タバコと加熱式タバコは、ニコチンやフレーバーを含む溶液を加熱して蒸発させる新世代の製品で、通常はプロピレングリコールやグリセリンが溶媒として使用されている。

電子タバコのリキッドには少なくとも60種類の化学物質が含まれており、生成される蒸気にはさらに多くの化学物質が含まれている。この製品には、タバコの原料は使用されておらず、香料と化学物質しか使用されていないため、タバコ被害防止法の定義するタバコには該当せず、規制の対象外となっている。

世界保健機関(WHO)とベトナム保健省が国内の11の省と市の学生を対象に実施した調査によれば、電子タバコの使用率は若年層の各年代で増加し続けている。電子タバコはニコンチンが含まれているために中毒性があり、癌、心血管疾患、呼吸器疾患を引き起こし、精神状態に悪影響を与える。電子タバコには、他にも急性肺損傷、中毒、バッテリーの爆発による負傷、通常のタバコを使用するリスクの増加、麻薬などの違法薬物使用リスクの増加など様々な弊害が存在する。

出典:2024/05/14 VNEXPRESS提供
上記記事を許可を得て翻訳・編集して掲載