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【法律】運転時のアルコール濃度ゼロ法案を国会で可決

(C) VNEXPRESS

国会は6月27日午前、道路交通安全秩序法案を可決し、車両運転時のアルコール濃度をゼロとすることを決めた。

同法律の第9条で、道路上を通行する車両を運転する者に対して血中または呼気中に一切のアルコールが含まれていることを禁止すると規定している。

前回の報告を受けての説明で、国家安全保障委員会のレ・タン・トイ委員長は、アルコールの含有を一切認めないという内容は新しいものではなく、2008年の道路交通法から引き継がれ、アルコール飲料の有害な影響の予防と管理に関する法律と一致するものだと説明した。

6月21日に国会常任委員会は、電子投票を通じて国会議員の意見を求めた。その結果、出席者388人中293人(75.52%)が道路を通行する車両を運転するドライバーの血中または呼気中にアルコールが含まれることを一切禁止する内容に賛成した。95人(24.48%)の議員は、アルコール濃度の下限値を設定することを提案し、8人がその他の意見だった。

これに基づき国会常任委員会は、アルコール濃度の絶対禁止を継続することが、国民の生命、健康、財産を守り、社会のリソースを確保し、ベトナム人の寿命を延ばすことになると結論付けた。国会は、「酒やビールを飲んだら運転するな」という交通文化の形成を図り、その上で実際の状況に応じて規制の修正や補足を実施する。

飲酒をしていないにもかかわらず血中アルコール濃度が検出された場合に対する議員からの懸念に対して、国会常任委員会は、血中アルコール濃度及び、体内生成アルコール濃度の測定方法に関する規定の権限を保健省に与える条項の法案への追加を指示した。

罰金の一部を交通安全目的に使用

法案の第4条では、道路交通の秩序と安全に対する行政違反行為に対する罰金とナンバープレートの入札により国庫に納付された入札金を道路交通の安全と秩序の確保に必要な設備の近代化と拡充に充てるとされている。

国会常任委員会は、この内容を説明し、近年国会は、道路交通の行政違反行為に対して国庫に納付された罰金を全て交通安全対策予算に組み込む方向で調整していると述べた。

予算の公安省と地方への配分率は、毎年の需要に応じて計算されるが、法律に明確な規定がないため、実現プロセスには困難が伴う。実際、2024年の行政処分の罰金の割当ては国会で承認されているが、これに関する具体的なガイドライン文書がないため、実際には分配されていない。

本法案が可決された後、政府は、国家予算の利便性と一貫性を保つために国家予算に関する法律の規定に厳格に基づいて、給付の申請対象、給付対象、給付額、使用方法、予算案の作成、割り当てられた予算の決算について規定した文書を発行する必要がある。

違反者は減点処分

本法案の第58条では、運転免許証の点数は運転者の道路交通安全に関する法令の順守を管理するために使用されると規定されている。減点する点数は、違反した内容と程度によって定められる。

違反者の運転免許証から減点された点数のデータは、処罰が決定した時点でデータベースに入力される。直近の原点から12ヶ月間、違反行為が無かった場合、運転免許証の点数は12点に回復される。

レ・タン・トイ委員長は、運転免許証の点数制度は、ドライバーの法令順守意識を高め、違反行為を防止するための措置であると述べた。

国会常任委員会は、減点には懲罰的性質は無く、追加の行政罰則措置ではないと説明している。交通安全に関する法令順守意識の管理については、運転免許証の交付後に免許保有者の管理に責任を持つ交通警察が担当することが適切とされている。

子供達を送迎する車両には、乗車している子供たちの映像を記録する装置と子供達の置き去りを防止する装置の設置が義務付けられる。

本法案は、2025年1月1日から施行される。

出典:2024/06/24 VNEXPRESS提供
上記記事を許可を得て翻訳・編集して掲載