12月29日行われたサッカーASEANカップ2024のシンガポールとの準決勝セカンドレグで、ベトナムに帰化したストライカーは2得点を決め、得点王ランキングトップに浮上した。
ベトナムに帰化したストライカーのグエン・スアン・ソン選手は、シンガポールのシャワル・アヌアール選手、ベトナムのグエン・ティエン・リン選手より1ゴール多い5ゴールを決めている。また、タイのパトリック・グスタフソン選手、ティーラサック・ポエイピマイ選手、スパナット・ムエアンタ選手がそれぞれ3ゴールで続いている。
シンガポールの敗退によってチャンスが消えたアヌアール選手を除けば、全員に得点王をとるチャンスと能力がある。
ソン選手は、今年のサプライズだ。ベトナムでの生活期間に関する規定によって2024年12月21日のグループステージ最終節のミャンマー戦までソン選手には出場資格が無かった。ベトナム代表デビュー初日にソン選手は、2ゴール、2アシストを決めて見せた。
12月26日にシンガポールでおこなわれた準決勝ファーストレグでもソン選手は、延長ロスタイムにゴールを決めた。
ベトナムでおこなわれた準決勝セカンドレグでもソン選手は3-1での勝利に重要な役割をはたした。前半に自ら受けたファールで得たPKを決めると、後半63分にはゴール前の競り合いから得点を決めた。ティエン・リンも最後のPKで1点を決めている。
ティエン・リンは、2022年に6得点を決めて、AFFカップでベトナム人として初めて得点王に輝いている。
グエン・スアン・ソン選手(本名:ラファエルソン)は、1997年生まれで、9月にベトナム国籍を取得した。ベトナムにルーツを持たない帰化選手がベトナム代表に召集されるのは2009年以来のことだ。
ソン選手は、Vリーグのナムディン、ダナン、ビンディンのチームで5シーズンプレーした実績があり、ベトナム代表チームの秘密兵器と期待されていたが、実際に期待以上の結果を残している。僅か3試合で5ゴールを決めたブラジル出身のストライカーは、ASEANカップ(旧AFFカップ)の歴史において最高の得点力を持つ選手の一人となった。
出典:2024/12/22 VNEXPRESS提供
上記記事を許可を得て翻訳・編集して掲載