オンラインショッピングの送金には要注意
オンラインショッピングは消費者に多くの利便性をもたらしているが、それと同時に詐欺被害のリスクも高まっている。特に、購入後の送金に関連した金銭詐取が頻発している。
ハノイ市警察の発表によれば、2025年6月3日、ハノイ市チュオンミー区に居住するN氏(1990年生まれ)は、インターネットでスルメイカを購入しようとFacebookで検索を行った。彼は、「高品質でお値打ち品」と謳うアカウントを発見し、連絡を取って購入を決定した。
その後、N氏は100㎏以上のスルメイカを1億1000万VNDで注文し、「商品受け取り後に代金を振り込む」との条件で合意に至った。
6月5日朝、N氏は指定の受け取り場所へ出向き、自ら商品を確認。問題ないと判断し、Facebookアカウントから指定された口座に送金を行った。しかし、現地の配達員は「入金を確認できない」として商品を渡さなかった。
不審に思ったN氏が再びFacebookアカウントに連絡を取ろうとしたところ、すでにブロックされており、連絡が取れない状態となった。詐欺に遭ったと気づいたN氏は、速やかに警察に被害届を提出した。
ハノイ市警察は、SNS上での売買は詐欺の温床となりやすいため、特に以下の点に注意するよう市民に呼びかけている:
- 出所不明のアカウント、極端に安い商品には警戒が必要
- 事前に送金や予約金を支払わない
- 対面での取引では、相手の情報を入念に確認し記録すること
ハノイ警察では万一、詐欺の可能性がある案件に遭遇した場合は、速やかに警察に通報するよう呼び掛けている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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