感染拡大防止へ緊急防疫措置を実施
ラムドン省バオラム村の当局は、アフリカ豚熱の感染拡大を防ぐため、200頭以上の豚を殺処分した。
感染が確認された家畜を即日処理
7月27日、バオラム村人民委員会は、バオロク地域農業技術局および関係機関と連携し、アフリカ豚熱に感染したとみられる豚の殺処分を実施した。ダクラク省にある中央獣医診断検査センターIIによる検査の結果、殺処分された豚からは、アフリカ豚熱ウイルスが検出された。
異常死が発生し、直ちに調査と検査
7月24日、バオラム村で養豚業を営むT氏が飼育している全240頭のうち31頭が高熱・食欲不振・無気力・呼吸困難といった症状の後に死亡したと報告した。通報を受けた当局は迅速に現場を検査し、防疫措置を講じた。
殺処分と同時に消毒作業を実施
感染拡大を防ぐため、現地で深い穴を掘って全頭を埋却処分し、処分前後には殺菌消毒を徹底した。関係機関は豚の総重量を記録し、被害補償の算定資料として活用する予定だ。
ワクチン1,000回分を確保、農家に注意喚起
バオラム村人民委員会のチン・バン・タオ主席によると、ラムドン省畜産獣医支局からワクチンと消毒剤1,000回分以上が支給されており、現在、広域接種と衛生強化が行われている。
「4つの禁止」で感染拡大を防止
当局は養豚農家に対し、以下の「4つの禁止」を厳守するよう呼びかけている。
- 感染の隠蔽
- 死んだ豚の投げ売り
- 死骸の不法投棄
- 死亡豚の無許可解体
違反者には厳しい処罰が科される見込みだ。現在、バオラム村では約1万頭の豚が主に小規模農家で飼育されている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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