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【経済】シンガポール銀行、ベトナムのGDP成長率予測を7.5%に上方修正

プラスチック工場の作業員
(C)TUOI TRE

第2四半期GDP、予想を大きく上回る

ベトナムの経済成長が加速している。シンガポールのユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)は9月17日発表の報告書で、ベトナムの2025年第2四半期の国内総生産(GDP)が前年同期比7.96%増となったと明らかにした。これは第1四半期の7.05%から大きな伸びで、ブルームバーグ予測(6.85%)やUOB自身の予測(6.1%)を上回った。

上半期成長率、2011年以来の最高水準

2025年上半期全体では7.52%成長を記録。これは2011年以来、上半期として最も高い伸びである。

成長を牽引したのは輸出の好調で、米国による相互関税の軽減を背景に、市場心理が改善し、輸出額は前年同期比14%増となった。

米国関税の不透明感が後退

UOBは、米国が8月1日までに各国別の関税率を設定したことで、関税を巡る不透明感が後退したと分析。ベトナムへの適用税率は20%に決まった。

輸出は2025年7月に前年同月比17%増の423億ドルと過去最高を記録。年初からの累計でも約16%増に達した。UOBは、通年では関税圧力にもかかわらず約10%増を見込んでいる(2024年は14%増)。

年間成長率見通しを上方修正

UOBは「輸出増加に加え、公共投資の拡大も成長を下支えする」と指摘。2025年通年のGDP成長率予測を7.5%へと引き上げた。

今後のリスクにも警戒

ただし、UOBは「米国での需要減少や物価上昇によるリスク」に警戒を促している。輸出の勢いが続く中でも、外部環境の変動が成長を抑制する可能性があるとみられる。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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