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【新型コロナ】死者の85%がワクチン未接種

(C) VNEXPRESS

保健省の調査によるとCOVID-19感染による死者の大部分は、基礎疾患のある人と高齢者で、そのうち85%がワクチン未接種であった。

1月20日に開かれた2022年保健医療会議において、保健省はベトナムのCOVID-19累計感染者数は200万人を超え、死亡者は総感染者数の1.7%にあたる約3万6000人となったことを発表した。2021年8月から9月にかけての感染ピーク時の重症者数と比べて最近の重症者数は2/3程度まで減少している。死亡者数もピーク時の1日300~350人程度から現在は、200人前後まで減少している。死者の大部分は高齢者や基礎疾患を抱える人で、そのうち85%がワクチンを未接種か1回しか接種していなかった。

健康診断・治療局の統計によると2021年12月末までのCOVID-19感染による死者のうち48%近くが基礎疾患を抱えているか、65歳以上の高齢者で、36%強が50~64歳、15%弱が18~49歳であり、0~17歳では0.42%という結果になっている。

各自治体は、感染リスクの高いグループの保護に焦点を当て、F0をスクリーニングによって分類し、リスクが高いか非常に高いグループに属するF0に対して症状が出る前に抗ウイルス薬を早期投与している。その結果、死亡者数は減少し、特にホーチミン市の死亡者数は1日当たり20人以下まで減少している。

しかし、保健省はCOVID-19による死亡率は依然として高いと分析している。多くの自治体ではF0のリスク分類が厳密に実施されておらず、リスクの非常に高いF0患者が自宅療養を強いられており、適切な医療を受けられていない。また、一部の自治体では重症患者の治療に関して人員不足という問題を抱えている。最も重症な患者の治療にあたる第3階層の治療が必要なF0患者が自宅療養によって病院への搬送が遅れたり、病院内での治療段階の分類が適切でないために重症患者の治療が手遅れになるケースが起きている。また、多くの病院では救命医療能力が限られており、重症患者が急増した場合に全ての患者の治療に対応出来ない。

保健省のグエン・タイン・ロン大臣は「2022年中にCOVID-19を完全に制御することはできない。」と述べた。新たな変異株が出現し感染状況はさらに複雑となり、予測が難しくなっている。オミクロン株ではワクチン接種の場合は7倍、ワクチン接種済みでも3倍の感染力があるとされており、ワクチン接種が完了しても新規感染者数が増加する可能性は十分にある。

そのため、保健局はCOVID-19感染防止対策の最前線の部隊と共に依然としてCOVID-19との戦いにおける中核的な存在となる。保健省では、新年度に向けて5つの任務を設定したが、その中で最も優先度が高いのがCOVID-19感染防止対策による社会・経済活動の回復だ。死亡者と重症者を減らすための治療に焦点を当て、感染状況が複雑化した場合に備えて各地方で移動式医療ステーションを準備し、F0が治療を受けられない状態になることを防ぐために、治療薬、医療設備、医療器具を十分に提供する必要がある。

1月20日に保健省は、全国のワクチン接種回数が1億7270万回以上となり、このうち1回目の接種が7870万回、2回目の接種が7330万回、3回目の接種が2060万回に達したと発表した。このうち18歳以上の人口の94%が2回目のワクチン接種を完了し、12歳から17歳の人口の73.7%も2回目のワクチン接種を完了している。

出典:20/01/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作