グエン・スアン・フック国家主席は、ジュネーブにある国連欧州事務局を訪れ、ベトナムが2050年までの温室効果ガス排出ゼロの目標を達成できるように支援を求めた。
11月28日にスイスにある国連のジュネーブ事務局でタチアナ・ヴァロヴァヤ事務局長と面談したグエン・スアン・フック国家主席は、国連がグローバル・ガバナンスにおける中心的な役割を果たし、国際秩序と安全を維持し、持続可能な発展を促進し、人権を保護し、気候変動問題、感染症、食糧安全保障などの世界的な問題に対応する姿勢を一貫して支持していると述べた。
フック国家主席は、気候変動問題に対応するためにベトナムが2050年までに温室効果ガス排出をゼロにするという目標を達成できるように国連及び、国際機関による支援を求めた。
ベトナムは、先月のCOP26でこの目標を誓約し、同時に森林保護、再生可能エネルギーへの移行、地域社会への支援、メタン排出削減に関する声明とイニシアチブへの支持を表明した。
フック首相はさらに、ベトナムは基本的にCOVID-19を抑制できており、感染を効果的に抑制し社会の安全を確保しながら、社会経済を発展させるという2重の目標達成のために、安全かつ柔軟なCOVID-19戦略に切り替えたと説明した。
フック首相はまた、WHOとUNICEFによるCOVAXプログラムに感謝の言葉を述べ、引き続き国連の各機関によるベトナムのワクチン接種キャンペーンに対する協力を要請した。
ヴァロヴァヤ事務局長は、現在のようなCOVID-19が蔓延する状況下において、国連とベトナムの協力関係は多くの面で発展し続けていると述べた。ヴァロヴァヤ事務局長はまた、2020~2021年の国連安全保障理事会の非常任理事国としてのベトナムの優れた業績を高く評価した。
ヴァロヴァヤ事務局長は、COVID-19との戦いにおいて国連は引き続きCOVAXを通じてベトナムに対してワクチンと治療薬の提供を支援すると約束した。
現在フック国家主席は、スイスのギー・パルムラン大統領の招待によってスイスを公式に訪問している。今回の公式訪問は両国の外交関係樹立50周年を記念して実現したものだ。
11月26日にベルンで行われたパルムラン大統領との会談で、フック国家主席は、ベトナムは外国企業が長期間安定して活動できるための条件を整えるために、投資環境改善に向けて努力していると説明した。
フック国家主席はまた、スイス政府に対してスイスの強みであり、ベトナム側にニーズのある金融・銀行、保険、精密加工、製薬などの分野でのスイス企業のベトナムへの投資を推奨してほしいと提案した。
出典:28/11/2021 VNEXPRESS
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