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【社会】ブレーキが効かない!峠の下りであわや大事故

(C) VNEXPRESS

1台のスクーターが車にぶつかりながら峠をジグザグに走り下りるのを見た男性がバイクで追いかけ、片手でスクーターを掴んで無事に停車させ、事なきを得た。

スクーターの後ろに乗っていたズエンさんによると、前日に友達グループとタムダオ山に遊びに行き、翌日の5月29日の昼頃、帰る途中で事故が起きた。このときバイクは、ズエンさんの友人のロンさんが運転しており、別の友達の子供を抱えたズエンさんが後ろに乗っていた。

「ロン君はフエから来て数ヶ月なので、スクーターで峠を降りる方法を良く知らなかったみたいです。何度もブレーキをかけていたので、途中でブレーキが効かなくなりました。」とズエンさんは話す。現場はタムダオの山頂から6㎞程のところだった。

幸運なことに坂の傾斜がそれほどきつくなかったので、ブレーキが効かないと感じたロンさんは、同じく峠を時速10~20㎞で下っていた29人乗りのバスの後部にぶつけてバイクを止めようとした。

バスにぶつけた後、ロンさんは両足を踏ん張りバイクを停車させようとし、ズエンさんは、子供が怖がらないようにしっかりと抱きしめた。しかし、バイクは思ったように停車できず、バスの脇を通り過ぎて、坂道を下り続けた。
その時、バイクの修理のためにタムダオ峠をバイクで上っていたチェンさんが、この様子を見てこれまでの経験からブレーキが壊れているとすぐに判断した。

チェンさんは峠を引き返してスクーターに追いつき、片手でスクーターを掴みながらバイクのブレーキをかけて、何とか無事にバイクを停車させた。偶然にもバイクの修理道具を持っていたので、チェンさんは、スクーターのブレーキを修理してからもと来た道に戻っていった。

「誰でも同じようにしたと思いますよ。」とチェンさんは話し、周りからの称賛に対して謙遜した。スクーターがスピードが出ていなかったのでチェンさんは片手でバイクを停めることができたようだ。

一方で、ぶつけられたバスのドライバーであるハイ・シンさんは、最初バスの後方で大きな衝突音が聞こえバスが揺れた後、バイクが横を通り過ぎて坂を下っていくのが見えたという。当初、シンさんはバイクのブレーキが壊れているとは知らず、バイクがバスにぶつかって逃げたと思った。バイクが停めてもらっているのを見て、ようやくシンさんは事態を理解した。

長い下り坂をスクーターで下るのは、実はかなり危険な行為で、慣れていない人は避けるべきだ。なぜなら、メンテナンスしていない古いブレーキシステムを搭載したバイクで何度もブレーキをかけるとブレーキが効かなくなる可能性があるからだ。

スクーターでもエンジンブレーキを使用することはできるがMT車ほど効果的ではない。そのため、下り坂の経験があまりなければMT車を使用した方が良い。もしAT車を使用するのであれば、事前に必ずブレーキのメンテナンスをおこない、エンジンブレーキのテクニックを駆使して安全に下る必要がある。

出典:29/05/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作