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【経済】PMI指数が4か月連続で上昇

(C) VNEXPRESS

ベトナムの2月の購買担当者景気指数(PMI)は、4か月連続で上昇し54.3ポイントとなった。

PMIは、製造業やサービス業の購買担当者を調査対象者とした企業の景況感を示す指標の一つだ。PMI指数は50を分岐点として50を上回ると景況感が良く、50を下回ると悪いとされている。

ベトナムの2月のPMIは、1月の53.7ポイントから54.3ポイントに上昇し、これで4か月連続の上昇となった。

IHSマーケットのアンドリュー・ハーカー経済部長は「ベトナムの製造業はCOVID-19の中で引き続き良好な回復傾向を示しています。」と述べた。

ベトナムのビジネス状況は、デルタ株による混乱から5か月を経て改善しつつある。全体的な改善の原動力になっているのは国内需要の高まりだ。毎月の受注量は急速に増加しており、増加率は過去10ヶ月で最高の数字となっている。

一方で、2月に海外需要が改善したことで、輸出も引き続き大幅に増加した。新規受注の増加と安定したビジネス環境により、5か月連続で生産量が増加している。新規受注と同様に生産量も2021年4月以降最も顕著な増加率となっている。

この状況を受け、今後の製造業の回復について楽観的な見通しが広がっている。この調査に参加した担当者の半数以上が今後も生産量が増加する見通しだと回答している。

しかし、企業は、仕入れや労働力供給源が限られているという問題を抱えており、生産状況が予想通りに回復するかは、まだわからない。IHSによると、供給源の問題が生産量の伸びを抑制している。

「各企業は、原材料が不足している中で、製造に必要な労働力の確保にも苦しんでいます。」とアンドリュー・ハーカー部長は説明する。

各製造業の担当者によると、サプライヤーの値上げによって原材料価格が急激に上昇している。また、最近の原油価格の上昇も企業にとって問題となりつつある。原材料費の値上がりを販売価格に反映することで、販売価格は毎月上昇している。販売価格の値上がり率は1月よりも高くなっている。

各企業が製造拡大のために原材料の輸入を促進したため、2月の原材料購入量は大幅に増加した。その結果、在庫が急激に増え、過去最高の増加率となっている。完成品の在庫も第1四半期の半ばから僅かではあるが増加している。調査に参加した購買担当者は、これは新規受注量が増えたことだけが原因ではなく、完成品の物流にも問題があるとしている。

出典:01/03/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作