ホーチミン市は、第5弾のワクチン接種キャンペーンを加速させるために、ワクチン接種会場を200ヶ所増やして1200ヶ所とし、1日の接種上限を定めないことにした。
これは、7月31日にホーチミン市人民委員会のズーン・アイン・ドゥック副主席から関連機関に対して送付された、第5弾のCOVID-19ワクチン接種キャンペーン組織計画調整に関する緊急文書に記載されている内容だ。
それによると、ホーチミン市は、私立と公立の医療従事者から現役引退している医療従事者まであらゆる医療関係者を動員して最大限のマンパワーでワクチン接種を進める。各接種ポイントでの接種人数については以前のように上限は定めず、最大限の接種を目指す。
ワクチン接種ポイントは、ワクチン接種希望者が時間通りに来ることで密集状態を防ぐために、接種場所と接種時間枠を通知し、同時にワクチン接種後の適切な経過観察時間を確保し、接種の進捗状況に応じて、時間を延長しての接種も認められる。
ワクチンを接種できるのは、18歳以上からで、そのうち65歳以上の高齢者や基礎疾患のある患者、感染防止対策業務に従事してい人が優先的に接種を受けられる。上記の優先接種対象者以外の人は、各地区ごとに、50歳以上のグループ、35歳以上のグループ、18歳以上のグループなど年齢順でのグループ分けをおこなって接種を進める。
65歳以上の高齢者や基礎疾患のある人などの高リスクグループに属する人は、固定または移動式の接種ポイントでの接種が可能で、以前のように病院やクリニックでの接種は義務付けられていない。これより前の接種キャンペーンで接種が間に合わなかった人も今回の接種対象になる。
ホーチミン市の第５弾ワクチン接種キャンペーンは、各区や県で７月２２日から一斉に開始された。2~3週間以内にはアストラゼネカ、モデルナ、ファイザー、シノファームなど合計93万回分のワクチン接種が完了する予定だ。これまでの4回のワクチン接種キャンペーンでホーチミン市は99万1322回分（１回目の接種完了が94万3215人、2回目接種完了が4万8107人）の接種を完了している。
7月31日には1日で10万4000人のワクチン接種が行われた。これは、第5弾のワクチン接種キャンペーンにおける1日の接種人数としては最多の数字だ。ホーチミン市の統計では、10日後には62万2000人の接種が完了予定で、8月1日には1日で15万人の接種完了を目標としている。
COVID-19ワクチン接種状況統計サイトのデータによると、現在までにホーチミン市には310万回分のワクチンが割り当てられており、そのうち接種済みが130万回分となっている。ホーチミン市の18歳以上の人工は700万人弱で、8月中にこのうち2/3の人にワクチン接種を完了したい考えだ。
出典：01/08/2021 VNEXPRESS
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