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バイクから自動車の国へ

ベトナムといえば「バイク」のイメージが大きいですが、それには理由があります。

所得が低いことと、自動車の価格が他国よりかなり高いために、欲しくても自動車を買えないのです。

実際、ベトナム人の自動車(9人乗り未満)の所有率は2~3%と言われており、100人に2~3人という割合。アジアの周辺国と比べてもかなり低い数字です。

ただ、所得の増加から近年は自動車を購入する人が増え、2019年の総販売台数は前年比11.7%増の32万2322台となりました。

また、2019年にはビンファストという新興自動車メーカーが、初めての純国産車であるセダンやSUV(スポーツ用多目的車)を販売して話題を呼びました。

2020年4月には首都のハノイで、ベトナムで初めてのF1レース「ハノイグランプリ」が開催予定です。その冠スポンサーは上記の企業、ビンファストです。

ベトナムの1人当たりGDPは約3000ドル。これは自動車の購入が急速に進むとされる金額であり、今後はクルマ社会が始まると予想されます。