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ベトナム初・国際交流基金賞を受賞!
発展する日本語教育

日本語教育で人材輩出
ハノイの3学部が受賞

 10月20日に東京都のホテルオークラにおいて、2021年度国際交流基金賞の授賞式が開催。ハノイ国家大学外国語大学日本言語文化学部、ハノイ貿易大学日本語学部、ハノイ大学日本語学部の3学部が受賞し、ベトナム初の快挙となった。3学部の各学部長がハノイからオンラインで出席し、受賞の喜びを語った。

 同賞は、学術、芸術、その他の文化活動を通じて、国際相互理解の増進や国際友好親善の促進に貢献した個人や団体に贈られ、今年で48回目を迎える。

 今年度は他に、是枝裕和氏(映画監督)、宮田まゆみ氏(笙奏者)、イルメラ・日地谷=キルシュネライト氏(ベルリン自由大学教授)が受賞した。

 3学部は、日本語教員、行政官、翻訳・通訳者などの人材を多く輩出しており、ベトナム初の全国組織である「ベトナム日本語・日本語教育学会」の発足(2017年)に向けたイニシアチブを取るなど、全国の日本語教育実施大学等の中でも中心的役割を担ってきた。

 ベトナムで年々発展する日本語教育の礎を築き、日越関係の強化に貢献したことが高く評価され、今回の受賞に至った。

増え続ける日本語学習者
国際交流基金の役割とは

 日系企業で活躍する人材や日本での就労希望者の多さからもベトナムの日本語教育の拡大・発展傾向は肌で感じられるが、事実、国際交流基金の日本語教育機関調査(2018年)によると、ベトナムの日本語学習者数の約17万人は世界第6位であり、3年前の同調査からの約11万人という増加数は世界一であった。

 さらに日本語能力試験(JLPT)の受験者数は、初めて実施された1996年には319人であったが、22年後の2018年には6万9843人となり、219倍と急拡大している。今年7月には「第一外国語の日本語カリキュラム」がベトナム教育訓練省より発表され、2022年9月には日本語が第一外国語として、小学3年生から正式導入される。

 国際交流基金(JF:The Japan Foundation)は、JICAやJETROと並ぶ独立行政法人として「文化」、「言語」、「対話」を通じて日本と世界を繋ぎ、国際相互理解を促進する公的機関。ハノイにはベトナム日本文化交流センターを構え、ベトナム人を主な対象として日本芸術の巡回展示やセミナー・ワークショップ、日本映画祭等の文化イベントを実施している。

 成長する日本語教育分野では、日本語専門家を中心としたベトナム人日本語教師へのコンサルティングや研修、日本語教材開発・出版、日本語講座等を展開。現在、3年に1度の「日本語教育機関調査」を実施中である。

「日本語教育機関調査」の詳細は以下のURLになります。
ご協力をお願いいたします。
https://bit.ly/3lrUasg