ホーチミン市は、慢性的な交通渋滞の緩和を目指し、環状2号線の未整備区間の建設を本格化させている。現在、全長64kmのうち約50kmが完成しており、残る約14kmの整備を2027年末までに完了させる計画である。
主要区間は2027年末の完成を目標
現在建設が進められているのは、旧トゥードゥック市内に位置する2区間である。
- 第1区間:約3.5km(フーフー橋~ボーグエンザップ通り)
- 第2区間:約2.4km(ボーグエンザップ通り~ファンバンドン通り)
ホーチミン市交通プロジェクト管理委員会によると、主要建設工事5パッケージのうち4パッケージがすでに着工済みとなっている。
道路本線に関する2つの工事区間は2025年12月に着工しており、2027年第2四半期の完成を予定。用地が引き渡された区間では計画通り施工が進み、2026年末までにアスファルト舗装を終える見込みである。
一方、未引き渡し区間については、2026年第3四半期中の用地取得完了を目指し、関係機関との調整が続けられている。
インターチェンジも順次建設
環状2号線とファンバンドン通りが交差するインターチェンジでは、地下道と高架橋の建設工事が2026年8月に着工し、2027年12月の完成を予定している。
また、ビンタイ交差点についても2026年10月に着工し、同じく2027年末の完成を目指す。
これらの整備により、ホーチミン市東部の交通流動性向上が期待されている。
用地取得や資材高騰が工事の課題
一方で、工事は複数の課題にも直面している。
最大の問題は、一部区間で用地取得が完了しておらず、工事を一体的に進められないことである。
さらに、2026年3月以降は国内外の燃料価格上昇を背景に建設資材価格も上昇しており、建設コストや資材調達への負担が増している。
加えて、全国各地で大型インフラ事業が同時進行していることから、技術者や熟練作業員の確保も難しくなっている。
約15カ所で同時施工、完成へ総力
現在、工事現場では約15カ所で同時施工が行われ、数百人の作業員が2~3交代制で昼夜を問わず作業を進めている。
施工会社は日々の進捗を報告し、市当局も毎週現場で工程会議を開催。技術的な課題や用地取得の進捗を確認しながら、工程の遅れ防止に取り組んでいる。
また、ホーチミン市に対しては、8~9月中に優先区間の用地引き渡しを完了できるよう関係部局への対応強化を要請している。
交通プロジェクト管理委員会は、関係機関との連携を継続し、用地が確保され次第、施工体制をさらに強化して2027年末の完成を目指す方針である。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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