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【社会】日本のおもてなし文化をベトナムでも伝えたい

(C) VNEXPRESS

世界中の多くの企業だけでなくベトナム企業もお客様に最高の経験を提供するために日本の”おもてなし”という素晴らしい文化をビジネスに取り入れようとしている。

外国人旅行者が日本に到着すると、タクシーの運転手が自らドアを開閉してくれたり、非常に親切に客の荷物を運んでくれたり、ホテルなどで遠くから歩いてくるゲストを見つけると、すぐにお出迎えの準備をするサービススタッフを見て驚かされるだろう。また、高級レストランからコンビニエンスストアまで、従業員はゲストに向けて深いお辞儀と歓迎の言葉を延べ、公衆トイレですら信じられないほど清潔であることも日本の強烈な印象となる。このような対応を日本人は”おもてなし”と呼んでいる。ゲストを心から歓迎することを表す一種の芸術だ。

おもてなしの起源には諸説あるが、日本の茶人である千利休がおもてなしを芸術の域に高めたとの説が有力だ。茶道においては、全ての出会いが”一期一会”とされる。これは、人生におけるあらゆる場面が1回限りであるという考え方で、そのため日本人は、客人をもてなすときに誠心誠意努める必要があると考えるのだ。

その誠実さのために、茶道では客人の迎え入れ準備に1年を費やすこともある。亭主は客人に合った花、茶器、掛け軸、菓子を選び客人に一期一会を体験してもらう。日本人の心には細心の注意を払い、献身的かつ誠実に対応するという精神が根付いていることから、おもてなし文化が日本で普及したと考えられる。

”おもてなし”の精神は、日本の文化的特徴の一つというだけではなく、何百年もの歴史を持つ企業の成功の”秘訣”でもあると考えられている。数十年連続で顧客満足度1位を獲得しているトヨタなど幾つかの日本の有名企業は、おもてなしの精神を企業文化にうまく取り入れている。

2020年の東京オリンピック招致活動において、滝川クリステルさんがスピーチの中で日本人の成功の秘訣として日本の”おもてなし”に言及したことで、日本の”おもてなし”が世界で広く知られるようになった。

現在、Aeon MallやAmanoi resortなどの有名企業もこのおもてなし文化をベトナムに取り入れて、ベトナムでのビジネスで成功を収めている。不動産分野でも、”おもてなし”の精神は顧客を引き付ける重要な要素と考えられており、フンイエン省のSwan Lake-Ecoparkプロジェクトやホーチミン市7区のShizen Homeプロジェクトなどで取り入れられている。

専門家によると、ベトナムの地域社会にも思いやりや親切に基づくおもてなしの精神があり、日本の”おもてなし”を展開できる土壌がある。ベトナムの思いやり文化を適用しながら、日本の有名企業と協力してプロジェクトを進めれば、ゲストにより素晴らしい”おもてなし”を提供することが出来るようになるだろう。

ホーチミン市7区のShizen Homeアパート建設プロジェクトの主要投資家であるGotec Landは、日本の大手建設会社である大成建設グループと協力している。Gotec Landは、6月8日に開かれるプロジェクトのセールスギャラリーオープニングセレモニーにおいて、ゲストに”おもてなし”文化を紹介するとしている。Gotec Landの説明によれば、訪問客は、巧みな芸術である茶道を体験することができ、和菓子がふるまわれる。

「おもてなし文化は、企業が誠実な方法でゲストを尊重していることを伝えるのに役立ちます。私は、おもてなしの心が、企業の長期的かつ安定した成長に貢献するだけでなく、”心からのサービスだけが心に響く”というおもてなしの精神によって、コミュニティに新しい文化が生まれることを期待しています。」とGotec Landの代表者はコメントした。

出典:09/06/2022 VNEXPRESS
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