東南アジアのオリンピックとも呼ばれるSEA Games31の男子サッカー準決勝U23ベトナム代表対U23マレーシア代表の試合がベトナムの勝利で終わった後、ハノイとホーチミン市で大勢の市民が街に繰り出して勝利を祝った。
ハノイでは、試合終了直後はベトナム国旗を持って勝利を祝う人影はまばらだったが、15分もすると周辺の通りから数千人の市民が中心部に向けて集結し、大行進が始まった。
ロンビエン区に住むブー・タイン・ゴックさんは試合が終わるとすぐに友達8人と一緒にベトナム国旗を持って市内中心部へ向かい、10分ちょっとでホアンキエム湖に到着した。
「この2年間、このようにして勝利を祝う感覚を忘れていました。今年のSEA Gamesはベトナム開催で、COVID-19ももはやそれほど危険ではなくなったので、友達を誘って祝福しに来ました。」とゴックさんは話し、決勝は2-0でタイに勝つと予想した。
22時半ごろになると、人出はますます増え、大勢の市民がホアンキエム湖周辺の通りをバイクで行進した。また、そこかしこで人々がバイクを停めて「ベトナムが勝利」、「ベトナムがチャンピオン」などと合唱したため、ディンティエンホアン通りやリータイトー通りでは、大渋滞が起きた。
市内中心部に集まる市民の数が増える一方の中で、警察官が交通整理にあたり、道の真ん中で立ち止まらずに中心部から離れるように指示していた。
ホーチミン市では、試合が終わるとすぐに歩行者天国のグエンフエ通りをはじめ、周辺のレタイントン通り、ナムキーコイギア通り、ハムギー通りなどに多くの市民が集まり、ベトナムの勝利を祝して「ベトナムが勝利」の大合唱が起きた。市民はベトナム国旗や楽器を携え、叫び、踊りながら勝利の喜びを表現した。
グエンフエ通りとレタントン通りの交差点では23時半を過ぎても何千人もの人々が集まっており、深刻な交通渋滞を引き起こしていた。グエンフエとつながる各交差点では治安部隊が道路を封鎖し、交通整理や興奮しすぎた市民の取り締まりなどにあたっていた。
マレーシアに延長戦の末１-0で勝利したことで、U23ベトナム代表はSEA Games31の決勝戦に進み、宿敵のU23タイ代表と対戦することになった。この試合は5月22日（日）の19時からハノイのミーディンスタジアムで行われる。
出典：19/05/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作
