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【経済】2021年3月の外国直接投資(FDI)が急増

(C)VnEconomy

2021年の最初の3ヶ月弱で、ベトナムへの外国直接投資(FDI)の総額は101.3億USDに達し、前年同期に比べて18.5%増加した。

ベトナム計画投資省外国投資局によると、これは3月20日現在のデータであり、外国人投資家による新規投資案件、投資拡張案件、株式買収案件が含まれている。2021年のFDIは、最初の2か月間低迷したが、3月に入って大きく回復したことになる。

約100億USDのFDIのうち、新規投資案件は前年同期と比べて30.6%増加して72億USDとなり、投資拡張案件は、同じく97.4%増加して21億USD米ドルに達した。一方で資本拠出と株式買収による投資額は、前年同期比58.5%減の9億800万USDにとどまった。

COVID-19は、世界各国とベトナムで再び拡大傾向を見せており、多くの投資家の移動を制限し、新しい投資プロジェクトの決定に影響を与えている。そのため、投資家による新規投資案件、拡張案件、株式買収の件数については、引き続き減少傾向にある。

2021年第1四半期に、ベトナムはいくつかの大規模プロジェクトに投資ライセンスを発給した。その中で最大のプロジェクトは資本金31億USDのLNG Long An発電所 IとII(シンガポール)プロジェクトで、2位はカントー市のオモン火力発電所Ⅱ(日本)プロジェクトの登録資本金13億1000万USDだった。

他には、LG Display Hai Phong(韓国)が7億5000万USDの増資手続きを行い、タイニン省ではラジアンタイヤ(中国)が、3億1200万USDの増資をおこなった。

今回のFDIでは、全部で17の分野に投資が行われ、そのうち最も投資額が大きかったのは、製造業だ。製造業への投資は、FDI全体の49.6%にあたる50億USDであった。

2021年の最初の3か月で投資額が最も多かったのはシンガポールの46億USDで、次いで日本が21億USD、韓国が12億USDの順となっている。

出典:27/03/2021 VNEXPRESS
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