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ベトナムニュース【政治】新国家主席にボー・バン・トゥーン氏が就任

(C) VNEXPRESS

3月2日午前、国会は2021年から2026年までの国家主席に政治局員で共産党書記局常務であるボー・バン・トゥーン氏を選出することを決めた。

国家主席選出決議は、488人中487人の賛成によって国会で承認され、その後、午前10時から新国家主席の就任式がおこなわれた。

新たに国家主席就任が決まったボー・バン・トゥーン氏は、国会の壇上に上がり、左手を憲法の上に置き、右てを高く上げて次のように宣誓した。「祖国の神聖な金星紅旗の下、国会と全国の有権者に対してベトナム社会主義共和国の国家主席として宣誓します。祖国、人民、ベトナム社会主義共和国憲法への忠誠を誓い、党、国家、人民から与えられた職務を全うするために全力を尽くします」

就任演説の中でボー・バン・トゥーン氏は、国家主席として祖国と人民に奉仕する機会を与えてくれた国会に感謝の意を述べた。また、トゥーン氏は、党中央委員会、グエン・フー・チョン書記長、共産党と政府の指導者の推薦に感謝し、「これは非常に大きな名誉であるとともに重大な責任でもあります」と述べた。

新国家主席は、ホーチミン主席のイデオロギー、道徳、風格を常に学び続け、ベトナムが今日のような発展と地位、国際的な信用を得るために果たした、自分たちより前の何世代にもわたる党幹部、党員、兵士、愛国的なベトナム国民の偉大な犠牲と功績に永遠に感謝すると述べた。

ボー・バン・トゥーン氏はヴィンロン省マンティット県アンフック村出身の53歳で、史上最年少の国家主席となった。トゥーン氏は36歳の時に初めて中央委員会の補欠メンバーに選出され、第11期から13期まで3期連続で中央委員会のメンバーを務め、12期、14期、15期の国会議員を経て、第12期と13期の政治局員となった。

トゥーン氏は1999年にホーチミン市総合大学で哲学の修士号を取得し、長年ホーチミン市青年団で働き、青年団幹部、学生会の会長、青年団副書記、書記などの役職を歴任した。

2004年以降、トゥーン氏はホーチミン市12区共産党委員会書記となり、2年後に中央委員会の補欠メンバーに選出されると政治局から青年団中央委員会常務書記に任命され、その後、中央委員会第一書記に任命された。

2011年8月にクアンガイ省党書記に就任し、3年後にホーチミン市の常任副書記に就任した。2015年10月にはホーチミン市党書記に再任され、政治局によってホーチミン市党委員会党委員会の任務を割り当てられた。

2016年1月の第12回党中央委員会の第1回会議でトゥーン氏は政治局員に選出され、その後、党中央員会事務局員となり中央宣伝教育委員長の職を任された。

中央宣伝教育委員長を5年務めた後、第13期政治局員に選出され、2021年2月から現在まで共産党書記局常務の地位にあった。

2023年1月中旬にベトナム共産党中央委員会は、第3回臨時会合においてグエン・スアン・フック氏の個人的な申し出を受けて、2021年から2026年任期の13期党中央委員会メンバー、国家主席、国家安全保障会議議長の職を辞することを承認した。その後、政治局はボー・ティ・アイン・スアン氏を国家主席代理に任命していた。

国家主席は国の元首であり、国の内外に対して国を代表して対応する。国家主席は国会議員の投票によって選出され、国会に対する責任を負い、職務を報告する必要がある。

2013年のベトナム憲法は、国家主席の職務と権限を規定しており、その中には、憲法や法令の公布、国家副主席と首相の任命または罷免に関する国会投票の提案、国会の決議に基づいた副首相、各大臣、その他の政府職員の任命と罷免、最高人民裁判所長官と最高人民検察所長官の任命と罷免に関する国会投票の提案などが含まれている。

出典:02/03/2022 VNEXPRESS
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