ベトナムビジネスならLAI VIENにお任せください!入国許可、労働許可証、法人設立、現地調査、工業団地紹介などあらゆる業務に対応します!お気軽にご相談ください!

【観光】上半期の観光収入がコロナ前を上回る

(C) VNEXPRESS

2023年上半期のベトナムの観光収入は、約343兆VND(約2兆1000億円)となり、コロナ前の2019年上半期を1.45%上回った。

6月28日にベトナム観光総局が公表したデータによれば、2023年上半期の観光客数は7000万人弱となり、このうち560万人が外国人旅行者で、6400万人弱が国内旅行者だった。外国人旅行者数は、2019年上半期の約66%に留まったが、国内旅行者数は1.4倍に増加した。観光総収入は343.1兆VNDで、2019年上半期の338.2兆VNDを1.45%上回った。

ベトナム統計総局の報告書によれば、国内の消費刺激政策と観光促進プロモーションがサービス業の成長に貢献している。その結果、宿泊業、飲食業は前年同期比で15%以上という高い伸び率を示している。

ベトトラベルのフイン・ファン・フーン・ホアン副社長によれば、観光収入は、値引き効果もあってコロナ前より4兆9000億VND増加している。「2023年の旅行者の支出はそれほど増えておらず、サービス分野が伸びたのは、ガソリン価格高騰、戦争、コロナの影響によって旅行価格が上がったからです」とホアン副社長は話す。

しかし、ホアン副社長によればベトナムの旅行需要は急速に回復しており、周辺諸国よりも遥かに速いスピードで回復している。グーグルの旅行トレンド検索ツールのデータによると今年に入ってからベトナム旅行の検索数は増加し続けており、11位から6位まで上昇している。これは東南アジアでは1位で、次いでインドネシア(18位)、タイ(19位)、マレーシア(21位)、フィリピン(23位)、シンガポール(30位)の順となっている。ベトナムの検索数は10~25%増加しており、他の東南アジア諸国の-10~10%を大きく上回っている。

ベトナム観光総局の調査によれば、ベトナムを訪問する外国人旅行者の消費額は、主に宿泊費と飲食費(56~60%)が占めている。買い物、観光、娯楽などの支出額は僅か20%で、残りはその他の費用となっている。もし、観光スポットへの支出に限定すれば支出は旅費全体の7~19%に過ぎない。一方で、タイやマレーシアではこの数字が40~50%に達し、場合によっては70%まで上昇する。「外国人や国内の旅行者が娯楽にお金を使わないのは、需要が無いからではなく、我が国に魅力的なエンターテイメントが不足しているからでしょう」とホアン副社長は話す。旅行関連の専門家や企業も、ベトナムに世界レベルの娯楽施設が無いことがベトナムの観光産業の足枷になっているとの見方を示している。

ホアン副社長によれば、コロナ後のベトナムは、国際観光旅行分野で、世界各国と熾烈な競争にさらされることになる。「私たちは競争力を向上させ、観光客を誘致し、消費してもらうために、観光地の魅力を高め、独自の観光資源を開発し、ナイトタイムエコノミーの新たな仕組みを追加し、新たな航空路線を開拓する必要があります。」とホアン副社長は話す。

出典:29/06/2023 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作