ホーチミン市の2区、9区、トゥードゥック区の有権者の多くが3つの区の合併計画に同意したが、2区の有権者の20％以上がトゥードゥック市という名称に反対した。
10月4日にホーチミン市2区人民委員会は、3日に7万2500人を超える住民が2区、9区、トゥードゥック区の合併に関する投票を行い、賛成が82％、反対が15％だったと発表した。
一方9区では、14万2000人以上の有権者が投票を行い97％が賛成、反対は2.3％。トゥードゥック区では19万7000人が投票して98％近くが賛成、反対は2％弱だった。
なお、合併後のトゥードゥック（Thu Duc）市という名称に関しては、2区で20％以上の反対票が出たが、9区では96％、トゥードゥック区では97％以上の住民が賛成した。
トゥードゥックという名前は、1679年から1725年にかけてこの地で活躍した歴史上の人物の称号から取られたもので、1975年にはトゥードゥック郡として2区と9区を含めたエリアが存在したが、1997年に今の3区に分かれる形になった。
7月25日の第43回ホーチミン市党会議で、ホーチミン市のグエン・ティエン・ニャン党書記は、「新しい市の名称は国会での承認後に決定されるが、それまでは暫定的にトゥードゥック市という名称を使用する」と述べている。
合併する3つの区の各行政機関の意見を基に内務省が取りまとめた案では、合併後はホーチミン市直轄都市となり、面積約212k㎢、人口100万人以上の都市が生まれる。
出典：04/10/2020 VNEXPRESS
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