【事故】高速道路での「最低速度違反」で運転手に罰金

2025年6月24日午後4時50分ごろ、ベトナム中南部のバンフォン～ニャチャン高速道路において、最低速度制限を下回るスピードで走行をしていた運転手に対し、交通警察が行政処分を行った。

公安省交通警察局（CSGT）第6高速道路交通チームによると、クアンビン省在住の33歳の男性運転手N.T.Nさんが運転する貨物トラックが、最低速度60km/hが指定された区間を時速52kmで走行していたことが確認された。

取り調べに対しN氏は「最低速度の標識に気づかず、高速道路でもスピードを出すより遅いほうが安全だと思っていた」と供述している。交通警察から指導を受けた後、「遅すぎる走行は後続車との衝突リスクが高まり、全体の交通の流れを乱す可能性がある」ことを理解したという。

公安省交通警察局によると、今回の違反によりN氏には80万〜100万ドン（約5000〜6000円相当）の罰金が科される見通し。

警察は「高速道路では速度超過だけでなく、法定最低速度を下回る走行も重大な事故につながる」と警鐘を鳴らしている。

第6交通チームによれば、ホーチミン市〜ロンタイン〜ザウザイ〜ファンティエット〜ビンハオ〜カムラム〜ニャチャン〜バンフォンを結ぶ長距離高速道路において、低速走行、無許可停止、標識無視などの違反取り締まりを強化している。

6月24日だけで223台の車両を検査し、39件の違反（うち速度違反21件）を摘発した。交通警察は違反者一人一人に対して、高速道路の交通ルールや安全走行の重要性についても丁寧に指導しているという。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN