南部全域で広範囲の大雨に警戒
南シナ海で発生した台風「カルマエギ(台風13号)」の影響により、ホーチミン市および南部各省で今後数日にわたり大雨が予想されている。
南部気象台によると、天候は曇りがちで、日中は一時的に晴れるものの、夕方から夜にかけて多くの地域で雨が降り、雷を伴う見込み。突風や落雷にも注意が必要だという。
地域別の降雨量予測
11月3日19時から6日にかけて、南部では広範囲で中〜大雨が発生し、局地的には非常に激しい雨となる可能性がある。
総降雨量は70〜140mm、多い地域では150mm超に達する見込みで、特にラムドン省(110〜160mm)とドンナイ省(110〜150mm)で雨量が多くなると予測されている。
その他の省ではおおむね100〜120mmの雨が予想される。
ホーチミン市内では最大140mmの雨も
ホーチミン市全体では平均70〜120mmの降雨が予想されており、カンゾー街区やフーザオ街区では100〜140mmに達する見込み。
市中心部のサイゴン、チョロン、ビンタン街区では70〜110mm、トゥードゥック、ホックモン、クチー、ビンチャン街区などの地域では80〜120mmと予測されている。
雨は11月8日以降、徐々に範囲・量ともに減少する見通しだ。
高潮との複合災害に警戒
現在、ホーチミン市では旧暦9月の満月期に伴う高潮のピークを迎えており、数日以内に水位が最高潮に達する可能性がある。
大雨と高潮が重なった場合、低地を中心に浸水被害が発生するおそれがあるため、農業・環境省は各部局や自治体に対し、暴風・雷雨・地滑り・冠水などへの警戒体制を強化するよう要請している。
排水・ダム・電力など各部門で対応を強化
ホーチミン市当局は、各関連機関に対し、貯水池や排水路、放流ゲート、移動式ポンプの運用を適切に行い、豪雨・高潮・ダウティエン湖からの放流による冠水を最小限に抑えるよう指示。
また、南部水利開発会社やチリアン水力発電所などの貯水施設管理者に対しても、気象と水位の監視を徹底し、安全な運用を求めた。
市公園・緑化会社には倒木処理の迅速化、観光局には悪天候時の遊覧船運航停止、電力総公社には落雷や強風による電力トラブルの即時復旧が指示されている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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