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年間消費量世界4位、1人当たりで1位!|ベトナムの国民食、即席麺市場の今と未来|マーケッターの 独り言 Vol.91

ASIA PLUS代表の黒川 賢吾氏

世界屈指の即席麺大国・ベトナムの現状

 ベトナムは世界屈指の「即席麺大国」です。2024年の年間消費量は80億食を超え(世界ラーメン協会)、その驚異的な浸透率と日常的な重要性が浮き彫りとなっています。

 この市場で圧倒的な存在感を放っているのが日本企業です。特に「Hao Hao(ハオハオ)」ブランドを展開するエースコックベトナムは、近代的な小売チャネル(コンビニ・スーパー等)でも極めて高いストアシェアを誇り、不動の地位を築いています。

 市場の大きさは商品の多様性にも現れています。当社が2025年12月に実施した、ベトナム都市部のコンビニ・スーパーマーケット計30店舗の店頭調査によると、スーパーマーケットの即席麺売場には平均150もの商品が並び、その内容も伝統的なベトナム麺(店舗シェア14%)から、韓国ラーメンやうどん、パスタといった国際色豊かな種類(店舗シェア15%)まで多岐にわたります。

 価格面では、エースコックが1万VND未満の低価格帯商品で高いシェアを維持する一方、コンビニでは即時消費に適したカップ・丼型商品が好まれ、平均価格も1万4000〜2万5000VNDと高くなる傾向にあります。

メーカー別シェア分析:エースコック vs マサン

 しかし、近年この市場には「質」への転換が見え始めています。特にマサン社(Masan Consumer)の「Omachi(オマチ)」ブランドは、丼型やカップ型のミドル~プレミアムセグメントに注力しており、スーパーマーケット等で着実に存在感を高めています。実際に、1万5000VND以上の価格帯ではマサン社がエースコックを上回るシェアを獲得しているケースも見られます。

 即席麺は安価で手軽な食事から、健康志向や付加価値を問われる大きな転換期を迎えています。

著者紹介:黒川 賢吾 Kengo Kurokawa
Asia Plus創業者兼代表取締役。NTT、ソニー、ユニクロを経てベトナムで起業。ベトナム最大級のオンラインリサーチパネルを利用して年間200以上の調査をこなすリサーチのプロ。

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