元校長に懲役3年の実刑判決
3月27日午後、ハノイのハノイ第1地区人民裁判所は、元バーディン中学校校長のグエン・ティ・ビン被告(53)に対し、公務執行中の職権乱用の罪で懲役3年の実刑判決を言い渡した。
同罪で起訴された元会計担当のファム・ティ・グエット被告(50)には、懲役2年(執行猶予付き)が言い渡された。
本件は約13年前に発生し、同校教師による告発が発端となった。
補習制度を逸脱、過徴収は10億VND超
裁判所は、ビン被告が規定に反し補習授業を実施したと認定した。
具体的には、
- 保護者の同意書を伴う自主申込手続きが未整備
- 正規クラス単位での編成により授業料を引き上げ
などの違反があった。
2013年12月から2014年5月にかけ、同校は7~9年生の24クラスから総額約21億VNDを徴収し、このうち約10億VND超が規定を上回る過徴収と認定された。
金銭利益は限定的も「非物質的利益」を重視
過徴収額のうち、ビン被告個人の取得額は約7,800万VNDとされた。
裁判所はこの金額自体は大きくないとしつつも、
- 教員の収入を引き上げることで自身の評価を高めた
という「非物質的利益」があったと指摘した。
なお、補習費の配分は、
- 70%:授業担当教員
- 30%:学校
とされていた。
教員・保護者から一定の評価も
一方で、被告は教育への熱意や献身性について、教員や保護者、生徒から一定の評価を受けていたことも考慮された。
また、違反の背景には制度理解の不十分さや、教員の収入向上と生徒の学力強化を意図した側面もあったと認定された。
その結果、検察の求刑(4~5年)より軽い判決となった。
規定超の授業料を一律徴収
起訴内容によると、ハノイ市は2013年に補習授業の授業料を1コマあたり6,000~26,000VNDと規定していた。
しかしビン被告は、会計担当や担任教師に指示し、すべてのクラスで一律15,000VND/コマを徴収させていたとされる。
二重帳簿で資金管理の疑い
さらに、補習費のうち学校取り分の30%については、
- 一部を公式会計として報告
- 残りを別帳簿で管理
する二重会計が行われていたと認定された。
この資金は国家予算の監督を受けず、学校内の支出に使用されていた。
被告は無罪主張
法廷でビン被告は起訴内容を否認し、
- 授業料は保護者との合意に基づくもの
- クラス分割は教育上の必要性によるもの
と主張した。
教育現場の透明性が課題に
本件は、補習授業制度の運用や学校財務の透明性に課題を投げかける事例である。
教育現場における適正な料金設定と管理体制の強化が求められている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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