12月24日、グエン・スアン・フック首相との会談で、ベトナム労働総同盟のグエン・ディン・カン会長は、労働組合研究所の調査結果として、各地域ごとのワーカーの平均月収は、680万から830万VNDで、全国平均は740万VNDであったことを説明した。
過去5年間で労働者数は26%増加し、最低賃金は1.3倍、ワーカーの平均収入は35%増加している。また、失業保険導入開始から11年経った2019年には、約1,300万人が失業保険に加入済みとなっている。
その上で、カン会長は、状況は改善されてきているものの不安定な仕事、低所得、困難な生活環境で過ごしているワーカーは、まだ多数存在していると指摘した。2020年、Covid-19は、3,180万人のワーカーに影響を及ぼし、そのうち69%近くが収入減、約40%が労働時間短縮や出勤停止、14%が休職中という状況に置かれている。
グエン・スアン・フック首相は会議で、労働者はGDPの65%以上、国家予算の70%以上に貢献しているが、まだ多くの困難に直面している。一部の労働者は、住居、教育などの費用を支払うのに十分な収入を得られておらず、労働者の生活環境改善は政府の重大な関心事であると強調した。
フック首相は、各地方自治体と工業団地に対して、ワーカーのために住宅用地を確保し、住宅、学校、食堂、幼稚園などの生活環境を整える必要があると指摘した。更に政府としてもワーカー専用住宅の建設を支援していく必要があるとの考えを示した。
出典:24/12/2020 VIETNAMNET
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