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ベトナム、4月の消費者物価指数5.46%増・貿易赤字71億USDに拡大 輸入主導の生産拡大が進行

ベトナム国内の消費者物価指数が上昇する中で豚肉を販売する市場の女性
(C)THANH NIEN

2026年4月のコアインフレ率は4.66%、生活コスト上昇が継続

ベトナム統計総局は、2026年4月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比5.46%上昇したと発表した。年初4カ月平均では3.99%の上昇となっている。一方で、食料・エネルギーなどの変動要因を除いた基礎インフレ(コアインフレ)は4月単月で4.66%となった。4カ月平均では3.89%であり、CPIを下回る水準で推移している。

住宅・食料・教育費がインフレ押し上げ要因

インフレ率上昇の主因は住宅・建設資材価格の上昇であり、同分野は6.25%上昇しCPI全体を1.42ポイント押し上げた。

内訳は以下の通りである。

  • 賃貸住宅価格:+6.47%
  • 建材・修繕費:+13.52%
  • 家庭用電力:+5.53%

また、食品・外食サービスは+4.71%、教育サービスは+3.25%上昇し、CPI全体に影響を与えた。

コアインフレ率は物価変動要因を除外して上昇

コアインフレ率は燃料・ガス・食品など価格変動の大きい項目を除外して算出される。

そのため、ガソリン価格や食料価格の変動が影響するCPIよりも低い上昇率となっている。

貿易収支は4カ月で71.1億USDの赤字

2026年4月単月の貿易総額は943.2億USDで、年初からの4カ月では3,441.7億USDとなり、前年同期比24.2%増となった。貿易額の内訳は下記の通り。

  • 輸出:1,685.3億USD(+19.7%)
  • 輸入:1,756.4億USD(+28.7%)

結果として、4月単月では32.8億USDの貿易赤字となり、2026年1月から4月までの累計では71.1億USDの貿易赤字となった。

輸入は生産財中心、製造業拡大を反映

ベトナムの輸入品の94.2%は生産資材で構成されており、

  • 機械・設備:54.8%
  • 原材料・燃料:39.4%

となっている。これは製造業の拡大と輸出準備のための輸入増加とみられる。

米国向け輸出拡大と中国依存の輸入構造

輸出ではアメリカ合衆国向けが最大で、539億USDに達し、貿易黒字も拡大している。一方、輸入は中国からの調達が最多で、690億USDとなっている。

専門家「輸入増は生産準備であり悪材料ではない」

経済専門家は、今回の貿易赤字について「悪い兆候ではない」と分析している。

輸入増の多くが機械・部品・原材料であることから、 今後の輸出拡大に向けた“生産投資段階”と位置付けられるとしている。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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