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ホーチミン市、マンション周辺の路上駐車が深刻化 住民から交通障害への不満相次ぐ

ホーチミン市内で深刻化するマンション前の路上駐車
(C)THANH NIEN

ホーチミン市タンニュット地区で、マンションや公園、病院周辺の道路に多数の自動車が路上駐車し、交通の妨げとなっているとして、住民から改善を求める声が高まっている。交通事故の危険性も指摘されており、地元当局は対応を進める方針である。

マンション周辺の道路に車が長時間駐車

現地メディアの取材によると、問題となっているのはタンニュット地区の第1通り、第1A通り、第4通りなど、公園やA.Gマンション、ビンチャイン総合病院周辺の道路である。

現場では、自家用車や営業車が道路の両側に長く並んで駐車する状況が日常化しており、とりわけ毎日17~19時の帰宅時間帯や週末に集中している。

住民によれば、道路が駐車車両によって狭められるだけでなく、見通しも悪化しているという。

ある住民は、

「この道路は病院や住宅地へ向かう重要な道路だが、通行が非常にしづらい。公園周辺も散歩や運動をする場所だったのに、今では車で埋め尽くされている」

と不満を訴えた。

路上駐車が原因とみられる接触事故も発生

最近では、マンション地下駐車場から出てきた車両と、路上で方向転換しようとしていた駐車車両が接触する事故も発生した。

幸い被害は軽微だったものの、住民は事故防止のため、駐車禁止標識の設置など交通規制の強化を求めている。

「駐車料金を払いたくない」ことも背景に

住民によると、問題の背景には駐車料金を節約したいという一部住民の意識もあるという。

マンションには地下駐車場が整備されているものの、駐車料金を避けるために無料で停められる道路上を選ぶ車両が少なくない。その結果、道路交通への負担が大きくなっているとの指摘がある。

行政「法的に取り締まりが難しい区間もある」

タンニュット地区当局は、この問題を以前から把握しており、交通整理や注意喚起を繰り返してきたと説明している。

一方で、A.Gマンション周辺では駐車禁止標識が一方向のみに設置されていたり、一部区間だけに設置されていたりするため、標識のない場所では法律上、駐停車が認められているケースもあるという。

交通標識の設置権限は建設投資管理機関や建設省にあり、病院利用者や公園利用者の利便性を考慮し、全面的な駐車禁止にはしていないとしている。

警察は、横断歩道上やバス停、駐車禁止区域など明確な違反については、引き続き厳しく取り締まる方針である。

交通秩序と住民ニーズの両立を検討

地元人民委員会によると、現地調査を実施したうえで関係機関との協議を進めている。

当面は、車両所有者に対し整然と駐車するよう指導するとともに、景観維持や治安確保にも取り組む。また、住民生活への配慮と交通安全の両立を図るため、交通規制の見直しも検討していくとしている。

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