ベトナム中部のフエ市で9月12日午後から13日朝にかけて大雨が続き、ノン川の水位が急上昇した。下流域では河川の増水と排水能力の不足が重なり、フンロック地区の一部で広範囲に浸水が発生した。
上流の山間部ではさらに激しい雨となり、バクマー山では24時間雨量が689.6mmに達した。13日朝には雨が次第に弱まり、ノン川の水位も低下し始めているが、排水には時間がかかっている。
ノン川下流域で住宅や道路が浸水
9月13日朝の現地情報によると、ノン川下流域に位置するフンロック地区のホアバン1村とビンアン村では、河川の水位が急速に上昇した。
大量の水が住宅地に流れ込んだほか、複数の集落間道路でも浸水が発生し、住民の移動に支障が出た。
背景には、上流から大量の水が流れ込んだことに加え、下流域の排水能力が追いつかなかったことがある。
上流ではバクマー山などで大雨
上流の山間部では長時間にわたって激しい雨が降り、山地から大量の水がノン川へ流れ込んだ。
激しい流れによって川の水は濁流となり、一部では排水用の側溝などが土砂や水の勢いによって損傷した。
12日21時に発表された気象情報によると、それまでの24時間に平野部や沿岸部では50~150mm、局地的に170mmを超える雨が観測された。
中山間部や山間部では190~300mmの非常に激しい雨となり、アールオイ地区のアドットで326mm、ニャムで374.4mmを観測した。
特にバクマー山では689.6mmに達し、極めて多い雨量となった。
13日朝から水位は低下傾向
フンロック地区では、行政当局が12日夜から対応を開始し、浸水や被害が発生する可能性のある地点に職員を配置して警戒に当たった。
住民の生命と財産を守るため、状況を監視しながら必要な対応を進めている。
13日朝には雨が次第に弱まり、ノン川の水位も低下し始めた。ただし、水が引く速度は遅く、浸水地域では引き続き注意が必要な状況となっている。
フエでは14日まで大雨続く見通し
フエ市気象当局によると、12日夜から13日夜にかけても市内では100~200mm、局地的に350mmを超える大雨が予想されている。
バクマー周辺では500mmを超える可能性もある。
さらに13日夜から14日夜にかけても大雨は続くものの、次第に弱まる見通しで、降雨量は60~100mm、局地的に150mmを超えると予測されている。バクマー周辺では300mmを超える可能性がある。
すでに大量の雨が降った地域では、雨が弱まった後も河川の増水や浸水、土砂災害への警戒が必要となる。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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