AIの進歩と共に、人類の滅亡まで囁かれるようになった昨今。インターネットでも、AIによる攻撃手法の高度化や脆弱性発見が進み、管理者はスタッフやオフィス、工場の管理に加え、セキュリティ対応にも追われています。
例えば、パスワード。攻撃者は流出したパスワードや、人間の「パスワード命名」の癖を把握して攻撃します。8桁の英数字記号を含めたパスワードならば秒で、12桁でも今や数ヶ月で解析されます。
覚えるのが大変だからとパスワードを使い回していると、1つのサービスから漏れただけで、メールなど別のアカウントまで不正利用される恐れがあります。メールがハッキングされれば、大量メール送信の踏み台となるほか、届いたメールを解析される可能性もあります。
以前にお伝えしたようにWordPressというCMSでは今年9月に重大な脆弱性が修正されており、アップデートが必要です。既にハッキングされていれば復旧やアップデート後の動作検証も必要となります。顔認証など生体認証の急激な導入にはこうした背景があるのです。
大企業ならば専門部隊がいますが、ベトナムなど海外拠点では、現地代表が管理者として何もかも兼任するケースが少なくありません。ITに詳しくない場合は特に、攻撃を受け、深刻な被害につながることがあります。かつ、これが愉快犯ではなく、狙われた攻撃だったら……。
サーバー事業者は日夜アップデートを続けていますが、インターネットという仕組み上、通信をすべて防ぐことはできません。「サーバーが悪い」とは限らず、利用者側も含めた備えが大切なのです。
著者紹介:




























安藤究真 Kyuma Ando
サーバー一筋23年。2000年に株式会社チロロネットを創業してレンタルサーバーサービスの提供を開始。2015年にチロロネットベトナムを設立。2018年からはベトナムでもサーバー・クラウドサービスを提供している。