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AIで高度化するサイバー攻撃|管理者に求められる仕事とは?|IT回りはデンジャラス Vol.43

株式会社チロロネット 安藤社長

 AIの進歩と共に、人類の滅亡まで囁かれるようになった昨今。インターネットでも、AIによる攻撃手法の高度化や脆弱性発見が進み、管理者はスタッフやオフィス、工場の管理に加え、セキュリティ対応にも追われています。

 例えば、パスワード。攻撃者は流出したパスワードや、人間の「パスワード命名」の癖を把握して攻撃します。8桁の英数字記号を含めたパスワードならば秒で、12桁でも今や数ヶ月で解析されます。

 覚えるのが大変だからとパスワードを使い回していると、1つのサービスから漏れただけで、メールなど別のアカウントまで不正利用される恐れがあります。メールがハッキングされれば、大量メール送信の踏み台となるほか、届いたメールを解析される可能性もあります。

 以前にお伝えしたようにWordPressというCMSでは今年9月に重大な脆弱性が修正されており、アップデートが必要です。既にハッキングされていれば復旧やアップデート後の動作検証も必要となります。顔認証など生体認証の急激な導入にはこうした背景があるのです。

 大企業ならば専門部隊がいますが、ベトナムなど海外拠点では、現地代表が管理者として何もかも兼任するケースが少なくありません。ITに詳しくない場合は特に、攻撃を受け、深刻な被害につながることがあります。かつ、これが愉快犯ではなく、狙われた攻撃だったら……。

 サーバー事業者は日夜アップデートを続けていますが、インターネットという仕組み上、通信をすべて防ぐことはできません。「サーバーが悪い」とは限らず、利用者側も含めた備えが大切なのです。

著者紹介:

安藤究真 Kyuma Ando
サーバー一筋23年。2000年に株式会社チロロネットを創業してレンタルサーバーサービスの提供を開始。2015年にチロロネットベトナムを設立。2018年からはベトナムでもサーバー・クラウドサービスを提供している。

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