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【新型コロナ】飼い主が陽性となり飼い犬を殺処分

(C)VNEXPRESS

COVID-19の被害から逃れるためにロンアン省からカマウ省へ避難した2家族のCOVID-19陽性が判明し、家族の連れていた15匹の犬と1匹の猫が感染防止対策として殺処分された。

10月10日の午後になってファン・ミン・フンさん(49歳)は、2日前に自分のペットの犬13匹がチャンバントイ県カックフン村のCOVID-19感染防止部隊によって殺処分されたと認めた。フンさん家族と一緒に移動していた義弟家族のペットである2匹の犬と1匹の猫も同じ運命をたどった。

フンさんはビンズン省出身だがロンアン省で職人として働いていた。数か月前、感染が拡大したのでフンさんは仕事を失い家族は多くの困難な問題に直面することになった。10月8日にフンさんは、感染から逃れるために妻と犬を連れて、妻の弟家族と共に妻の故郷であるチャンバントイ県カインフン村へ帰省した。

4人の大人と子供1人を含むフンさん達2家族は、カインフン村に到着してから、地元の当局によって集中隔離エリアに移動するよう指示された。その後、5人が簡易抗原検査を受けたところ全員が陽性と判定され、治療のためチャンバントイ総合病院へ移送された。

その後、2家族の連れていた犬と猫は、地域の感染防止当局によって殺処分とされた。この事件がSNSに投稿されると多くの人々の注目を集めることになった。10月10日にチャンバントイ県人民委員会のチャン・タン・コン主席は、この事件がカインフン村の隔離地域で起きたことを認めた。県の人民委員会はカインフン村に対して、この件について報告と説明を求めている。

「最初の情報では、この2家族は隔離地域に十匹以上の犬と猫を連れてきており、そのうちの1匹が何らかのウイルスに感染しているとことで、具体的な報告を待っていました。」とコン主席は話し、飼い主と動物の両方が感染している状況で、当局は飼い主に対して殺処分について相談し、同意を得て処分したと述べた。

カマウ省人民委員会のグエン・ドゥック・タイン事務局長は、今回の犬と猫の殺処分が正しいか間違っているのかを確認するために、自治体と協力して検証するよう専門機関に依頼したと述べた。

カマウ省は、メコンデルタ地域の中で最も多くの帰省者を受け入れている省の一つだ。カマウ省の統計によれば、10月1日から6日までに2万人以上が他の省と市からカマウ省に帰省してきており、集中隔離地域が定員をオーバーしている。

出典:10/10/2021 VNEXPRESS
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